[E]起こらざるを得ないけど起こって欲しくなかった出来事。（学生たちの葛藤）

コロナウイルスの影響で今後就職できるのか、自分は学校に通う意味があるのか、学費を払っていけるのかどうか、いま不安な学生たちで溢れています。それが私の通う学校の生徒からもそういったストレスによる訴えが露わになってきました。

それは初めてのオンライン授業を終えてからの学生用（先生含む）オープンチャットにて。緊急事態宣言が解除するにあたって〜、などの経済的状況を交えた、今後の学校の授業の進め方についての学校側からの説明と対策を要求する内容、オンライン授業は気が進まないとの意見から始まりました。

その意見に対する共感の意見を述べる方も複数人いらっしゃいましたが、今その話を数十人が参加しているオープンチャットで言うべきことなのかな…と少し寂しい気持ちになりました。もちろんオンライン授業をずっと続けられるなんて思ってもいないし誰も望んでいないません。オンライン授業にしろ、講師をしてくださる先生にしろ、自分たちが知らないところで何度も議論をした上での結果が今の現状なのです。

勇気を出してそういった意見を言うことも素晴らしいと思います。しかしいろんなところで駆け合ってくれている先生方に、早急に他の対策を求めるのはなあ…と正直のところ私は賛同できませんでした。私は単純に、みんな同じ状況だし仕方ないでしょ！と言いたいだけです。もちろん多額の学費を払っているのに対し、通常受けられるはずの授業が受けられなくて、明らかに得られるものやスキルの価値が下がってしまうのは良くないことです。

一生この状態が続くわけではないし、（と信じている）この状況でも学校に通うと決断したのであれば有無を言わさずのむしかないと思うのです。意見を言うのは自由ですが、マイナスな意見はただただ悲しい。前向きにこれから夢や目標を持って学校に行くと決断したばかりのこの状況なので不安になる気持ちは皆同じです。皆が同じ状況であれば強くあれるし、それによってお互い助け合えるのは、ある意味日本人の強みだとここで示していると思います。周りと一緒というのが良しとされなくなってきた今、ここでは良い面と捉えられると感じます。

このオープンチャットが今後そういった議題を討論する場所ではなく、生徒全員が知識や考えにプラスになるような意見交換ができる場所へ、変わってほしいなあという独り言でした。

いつかこの大変な状況を乗り越えた時の明るい未来を想像して。辛いことを乗り越えた先には必ず自分の糧になっています。そしてあれよあれよという間に暑さの厳しい季節がやって来ます。