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長文日記 2022年1月18日

・nikki.2。

・しばらく日記を続けてみたい。というのは、「日記を書いている人」として生活すると、色んなものを捉える感覚が都合よく鋭敏になったり鈍感になると思っているからだ。「後で日記に書いてやるからな」と思うといやなことがあってもやり過ごしやすいし、逆にいいことを日記のフォーマットに落とし込むと、客観的な「いいこと」と自分の幸福観との差異が見えてきておもしろい。

・たとえとして、昨日書けなかった話をする。帰り道で自転車に乗ったお母さんが後ろに乗っている女の子に優しく算数を教えていて、「いいな」と思った。ただ、その後ろ(割と離れていた)に男の子が無言でてくてく着いていっていて、瞬時に「やだな」と思った。よく漫画やアニメで「何かを選ぶことは何かを選ばないこと」という話があるが、案外こういうことなのかもしれない。女の子の好奇心に忠実な母親は、後ろに続く男の子との距離が見えていない。

・この話も、日記を書いている人としての脳みそ(日記マインド、とか言おうか)でなければ、恐らく普通の日常風景として消化してしまっていただろう。要は、色んなものを頭の中で文章に起こしながら過ごすのは、いちおう生産的な試みだなぁと思うのである。そういえば、VTuberの初鹿野ことなさんも似たような話をしていた。「そうした方が人生楽しいんです」みたいな趣旨だった気がする。

・そういうことなので、付き合ってくれる人はよろしくお願いします。



・起きた。

・朝起きた時はいつも小さいアカウントで起床ツイート(キショい文化である)をするのだけれど、今日はなんとなく気が向かなくて現在(15時43分)まで何もツイートしていない。驚愕だ……。

・持病?みたいなものがあって、唾液が過剰に分泌されてしまう。寝てる間は飲み込めないから、自分のつばでむせて起きてしまうと言ったこともZARAにある(普通に誤字ですが面白いので直さないでおきます)。これなので、人と泊まったりするまでにクリアしなければらない課題がめちゃめちゃ多い。一番いいのは無論徹夜である。

・何らかの大いなる意思に導かれるようにして、録画していたワッチャプリマジ!を見た。再生するまでほぼ無意識だったと言っていい。



・ワッチャプリマジ!、今回もめちゃくちゃ面白かった。あまり伏線なく準レギュラーキャラの掘り下げが始まったが、違和感なく見られるつくりになっていてよかったと思う。

・あまねさんがあまりにも完璧超人なのでこの感じをどうやってプリマジで再現するんだろう?と思っていたら、ミュージカル風の雅なパフォーマンスでフォローしていてとてもよかった。ワッチャプリマジはこういう演出の納得感が毎回すごい。



・OMORIというゲームを進めた。面白い。


スクリーンショット (97)

・MOTHER風のポップな世界観の中でちょくちょく鬱っぽい展開やサイコホラー描写が入ってくるというゲーム。BGMやグラフィックがはちゃめちゃにいいので、この感じで普通に明るいゲームもやってみたいなと思ってしまう。

・鬱の描写がかなりどぎついので、プレイすると割と参ってしまう。自由に遊びたいから今まで目を背けてきたけど、重い作品に触れると意外と露骨にメンタルに影響が出る。DDLCやアマゾンズの時もそうだったと思う。

・とはいえ面白い。メンタルが消耗するとはいえ、逆にフィクションにえぐられることでしか得られないよろこびもあると思う。ほぼ同じ理由で、西尾維新のクビシメロマンチストという作品がずっと好きだ。そういえば、オモリと戯言遣いはなんとなく似た印象を受ける。多分キャラデザのせい。

・OMORIの鬱描写の鋭いところは、何があったかを伏せながら「鬱になってしまった」ところから物語を始めているため、フィクションで鬱の描写をする際に生まれてしまいがちである、「え、そこまで落ち込む?」的な違和感を回避できているところだと思う。

・エヴァのシンジくんが度々「ヘタレ」と揶揄されるように、フィクションにおいて現実世界にいる受け手は何も苦しんでいないため、鬱展開が発生してもそれで登場人物が挫けてしまうのについていけないことがある。OMORIはこの問題に対し先のような構造でアプローチしており、その伏線がそのままストーリーの面白さにも繋がっているため、かなり上手いなと思う。DDLCのサヨリも、鬱病になった原因を説明しないことでこの辺の問題を避けていた気がする。鬱病に限らず、「不幸な人」のバックグラウンドをあえて明らかにしないことで受け手に「そんなに不幸じゃないじゃん」と思われるのを回避するという手法は、フィクションだと意外に多用されている。



・エヴァの4話を見た。今まで漫画版しか触れてこなかったのだけど、改めて見るとおもしろさの大部分がミサトさんに依拠している気がして毎回びっくりする。

・ロボットアニメを通らない人生だったので、エヴァはロボットアニメというよりセカイ系作品として楽しく見ている。だからミサトさんに注目してしまうのかもしれない。エヴァは色んな点が革命的だと言われるけど、一番革命的だったのは硬派なロボットアニメにミサトさんをぶち込んだことだったんじゃないかとすら思う。エヴァは企画段階だと熱血ものの気があったという話を聞いたことがあるが、もし本当だとしたらミサトさんのキャラにはほとんどテコ入れが入ってないのだろうな。そうであってほしい。


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・シーフードヌードルに餅を入れて食った。かなりうまかったと思う。



・バイトに行った。

・今日は本当にぼっとしていた。かといや謎に余裕がなくお客さんにイラとしてしまうこともあって、よくなかったな。あまり忙しくない日だったのでそこは幸いだ。

・レジでハサミを使う時、刃先がお客さんから見えないように割と気を遣っている。これは自分の友人に親に包丁を突きつけられた経験のある人物がやたら多く、だったら刃物がトラウマな人は自分の想像できる以上に多いのだろうという配慮に基づく。でも多分ほとんど誰も気にしていないので、客観的に見たらなんか変なことしてるやつに映っているだろうなとも思う。

・バイト中もOMORIのことを考えていた。OMORIは「幸せな時間」のRPGを進めていく中で少しずつ精神病のシーンが挟まるような作りになっており、そこのギャップがえげつない。「誰だって初めから死にたかったわけではない」という、よく考えると当たり前ながら威力のある事実をぶつけ続けてくる。あと、周りの友達や家族に対して罪悪感を感じさせるような描写が結構あって、そこもプレイヤーの現実を貫通してきて惨い。

・OMORIのことを考えていたらバイトが終わった。ちなみにこれは嘘で、もっと色々な益体のないことを考えていた。

・帰りに、ちいかわのケーキを買った。



・インターネットでちいかわが好きと言っていると「ウザいから嫌い」「何が面白いのかわからない」みたいな反応が来ることが結構たくさんあって、全員に「黙れ」と思う。これに関してはムキになっている。

・ちいかわでなくとも、好きなものを好きと言ったことでそういう反応をされるとウキー(ドラえもんで相当感情が爆発した時の擬音語)となるが、ちいかわが対象であることによってさらにいらん暴力性を感じとってしまう。多分ちいかわについてのことでそこまで敵対構造を作るべきではない。

・それはそれとしてかわいい。今日はお腹いっぱいだから食べないけど、明日以降付属のシールを開けるのが楽しみ。 



・デジモンゴーストゲームを見た。撮りだめしていたのでまだ第8話(デスレースの回)だ。

・ゴーストゲームは毎回安定して面白いので本当にすごい。いつか余裕ができたら一話から見直して、デジモンゴーストゲームの良いところを全部書き起こしたい。本当に面白い作品です、デジモンゴーストゲーム。

・変な特技があって、ある程度見慣れた作品だとクレジットを見ずとも、その回の脚本がいつもの人かどうかなんとなくわかってしまう。平成ライダーなんかだと、アバンタイトルの5分弱程度で割と八割くらい当てられる気がする。

・今回のデジモンゴーストゲームもなんとなく違和感があった(ちゃんと面白かったので悪い意味ではない)ので後で確認したらやっぱり違った。このシリーズで初めて脚本を担当する方だった。何とかしてこの特技でお金を稼げないかな。



・お風呂に入るまでVTuberのくじさきさんの配信を少しつけていた。


・くじさきさんは現役大学生VTuberなんだけど、自分が入った時にすごい真面目な進路の話をしていてよかった。そういう売り方っていうわけじゃないから尚更いい。最近たまに見ているんだけど、くじさきさんの配信はいつも良いです。


・仮面ライダーオーズの新作劇場版の予告編を見た。正味不安が大きいけど、こうして動いてるのを見るとやっぱり楽しみだな。




・そういえば、この「有名人を『さん』付けして呼ぶと『お前はその人の何なんだよ』感が出て困る」という問題。僕も長らく同じことを感じていたんだけど、今日一つの個人的な回答が出たのでここに共有する。

・これは、「○○(立場)の□□さん」みたいに呼ぶとけっこういい。「ジャニーズの中居正広さん」みたいな。「芸人の陣内智則さん」みたいな。こうすることであまり違和感なく呼べている気がする。「芸人の浜田さん」までいくとちょっと過剰かもしれないけど。

・立場を強調することで、「さん」付けすることで生まれる過剰な距離の近さのニュアンスを打ち消せるのかもしれない。ただ、あくまでこれってこういう場に書く時の苦肉の策でしかなくて、日常会話になると依然「歌手の布袋寅泰さん」は若干くどいなと思う。難しいぜ。



・日記を書いていて、そういえばバイト先に警察官が二人買い物に来たのを思い出した。恐らくは自分のせいで店舗が警察に協力してもらったという過去があるので、そういう時は毎回びくびくしている。近くに交番があるのでそう珍しいことではないのである。

・ただ、最近警察を見る頻度が明らかにおかしい。金曜は大学に行く道程でパトカーを三台見たし、木曜はバイト先に行こうと自転車を10分漕いだだけでも同じく三台のパトカーを見たし、全然近くに交番とかもない場所で普通の乗用車が通りすがったと思ったら、前の席に警官が2人座っていたということもある。

・今週の木曜くらいから外に出るとほぼ必ず警察を見かけていて(木・金・土・日)、普通にどうにかなりそうである。というのも、自分は警察に二回ほど持ち物検査をされた経験があるから。

・特に気を遣わない用事の時はボロボロのバッグを使っているのが恐らく原因だったのだろう、とはわかっていつつも、警察を見ると自分が怪しまれてるんじゃないかという妄想じみた発想が、どんな時でも一瞬脳をかすめる。それはそれとして、外に出る度に警察を見かけるのは確率として怪奇すぎる。



・多飲症の話。初めに自分がどのくらい水を飲んでいるのかをちゃんと把握しようと思って、コップ一杯の水の量と飲んだ回数を記録している。現状把握が目的なので、制限とかは特に加えていない。朝起きて30分はカウントし忘れたし多分何回か漏れもあるけど、24時30分現在でこんな感じだ。

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・一杯がだいたい170mlだったから、170×22÷1000=3.74Lである。17は素数なので計算がしにくい。160mlにも見えたのでそっちにしておけばよかったかもしれない。5をかければ800mlだ。

・カウント漏れを考慮すると約4Lということになる。まぁ、結構いいんじゃないだろうか? 起きた時点で正午を越していたのと、アルバイトで4時間拘束されていたのが明確に功を奏している。普通に過ごして一日7Lの日があるのだから、これなら重畳だろう。

・16:00時点で2L以上は飲んでいたので、起きて4時間でそれと考えるとアルバイトでの拘束時間はかなり有効に働いている。これから寝るまでに1L程度は飲むだろうから、今日もしアルバイトがなかったとしたら、やっぱり7Lほど飲んでいた想定になるのかもしれない。普通に怖すぎる。この現状を自分でおかしいと思えないことが一番怖い。

・仮面ライダーアマゾンズに「自分が人間かどうかなんて考えるのは人間じゃない奴だけだ」みたいな台詞がある。劇場版のオープニングでは「『どこも狂ってないぜ』なんてさ  もう正常(くる)ってる奴の言う虚言(ことば)」とも。仮面ライダーアマゾンズは狂気を特別視することがなく、むしろ万人の心の内に興りうるものとして描いていて気持ちいい。

・あ、何の脈絡もなく始めましたが、全然関係ない話です。

・関係ないついでの余談だけど、「もう正常(くる)ってる奴の言う虚言(ことば)」ってこれ良すぎる。ルビどんだけふるんだ。



・よくもまぁこれだけ文章を書けるものだなと自分でも思う。頭がおかしいとしか思えない。

・インターネットで日記を書いている人は、時々「今日は疲れたから短め」と言ったりする。自分も早くこのステージに行きたすぎる。

・僕にとって、日記に何を書くべきかを取捨選択すること自体がすごく疲れて、ストレスのかかる、エネルギーの要る行為なのだ。書きたいこと全部書きたすぎる。noteの日記だとTwitterのような文字数制限がないので、無限に冗長な状況説明や駄文を書き連ねることができ、嬉しい。

・でもさ、昨日書いた日記5000字あるんだよ。なんで? 頭おかしいだろ普通に。仮にも小説家を目指しているんだから、そのパッションを物語に注ぎ込んでくれないと僕が困る。

・とはいえ、そういう能力って慣れることで自動的に身についていくものだろうとも期待している。だからなるべく続けていきたい。

・「文章を書くモチベがない時でもとりあえず書いてみる」という経験と、「書くものを取捨選択する」という経験。この二つが脳みそに染み込んだら、小説もよりいい感じになってくれるのではないだろうか。なったらいいな。



・関係ないけど、「小説より普通の文章の方がおもしろい」と言われることがよくあるのでそのことについて書く。

・ただこれ、普通に失礼ではあるんだよな。だって、こういう普通の文章よりも、小説の方がどう考えても頑張って書いてるから。

・でも、その意見が妥当なのも自分で理解している。このnoteにもいくつか小説をあげているけど、正直言うと自信作と言えるものはない。他に自信作はあるのだけれど、そこまで人目に触れる形で公開してもいない。

・となるとまぁ、「一介の大学生でしかない謎の人が書いた謎の小説」よりは、「知ってる人が書いてる知ってる人視点の文章」の方が明らかにおもしろいのである。これは言い訳をしているわけでなくて、そこまでの求心力のない僕の小説の方に問題がある。

・あと単純に、僕がこういう普通の文章で書くような気づきとかユーモアを小説に落とし込めていない。これは普通に今後の課題だなと思う。

・「小説より普通の文章の方がおもしろい」と言われることについて、べつに「嫌だな」とまで思ってはいない。そこまでの拒否感は今のところない。ただ、ちょっとぎょっとはして、基本的に嬉しくはないと思う。



・友人に「小説おもしろかった!」と言われた時、その人が次に何を喋るかで本当にそう思っていたかどうかなんとなくわかる。で、たいてい面白かったとは思っていなくて、普通に雑に流し読みされている。

・べつに僕は人に自分の小説を読ませたいわけじゃないので(読んでもらえること自体はすごく嬉しいが)、こっちが「言わせてる」みたいな感覚になってしまって、そういう時に悔しいなと思う。

・これに通ずる話で、noteに文章を投稿すると明らかに読まずにスキしている売名目的のアカウントが無限に湧いてくる。全員が突然全ての爪が剥がれてしまえばいい。僕は「好きの反対は無関心」を真っ赤な嘘だと思っているが(好きの反対はどう考えても「嫌い」である)、とはいえこういう時に一番むかつくのは「関心を装った無関心」である。

・というわけで、今からnoteの文章を読まずにスキしている売名アカウントの耳をそいできます。だからこの日記はここで終わり、探さないでくださいね。





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・質問箱コーナー

・質問箱の回答をここでします。今日は最近来た分しかしませんが、貯まった分も今度やるつもり。

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・多分ネタ投稿だと思うんですが(僕は非仮面浪人大学一年生で本来は受けない立場)、僕は教育機関の単発バイトで同日受験をしているので普通に共通テストを頑張っています。残念だったな。


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・そう見えてるんだ。じゃあ多分、小学生の頃に舞台やってたのが影響してるんだと思う。市の賞とるくらいには打ち込んでて、発声とか姿勢は結構勉強したから。脚本とかも書いたことがあって、言葉の使い方はそこで身についたかな。今でもたまに思い出すくらいには、自分の人生の中でもかなり充実した時間だったと思う。

・↑すみませんが全部ウソです。僕は小学生の頃に舞台などやっていないし、市の賞などもちろんとっていないし、脚本など書いたこともない。お疲れ様でした。

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