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匿名性

インターネットの世界では、匿名性のもとに、自由な意見が溢れる一方、自由な誹謗中傷による炎上が日常茶飯事である。

それを見るにつけ、匿名性を得ると、凶暴になる人間って感じる。
一方で、現実世界においてはどうだろう。

田舎から出てきた自分からすると、
東京をはじめ、都会は誰からも知られることのない匿名性の海の中にいるようである。
そういった匿名性を放棄せざるをえない有名人にとっては、そういった代償である有名税を払っているようなものだ。
流行り病の後、マスク文化が定着してしまい、
最近では、その匿名性に拍車がかかっている。

大都市ではなくても、それなりの街であれば、普通に歩いていて、
知り合いに会う事はほとんどない。

スーパーに行くと同級生に会ったり、友達と外で遊んでいるところを友人の親に目撃されたりで、子供の頃は、生きる世界が狭いために、そういったことがどこでも起こり得る。

大人になり、世界が広がったという事は、その広さゆえ匿名性も手に入れたようなものである。

だからといって、インターネットの中のように、言葉の限りの罵倒を尽くすような言動をする大人は滅多にいない。

それは捕まれば、個人を特定されるというある意味での安全装置の結果か。という事は、ネット社会においても、一定の安全装置は必要なのではないだろうか。

そういうものがないから、言われのない炎上や、誹謗中傷はなくならない。
いつか、その辺も解決されるだろうか。

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