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東日本大震災から13年──「サッカーの可能性」と「復興の未来」を模索してみて(声みたいな読み物#2)

ご挨拶

お世話になります、富内咲人です。
『ジャズヤンマ』というコンビで大阪でお笑い芸人をしたり、『ラジオイレブン』というサッカー系のYouTubeチャンネルに出演したり、『ISSUE FOOTBALL』というプロジェクトチームのイベント企画制作を手伝ったりしています。

※弱垢ですがInstagramやっています。フォローよろしくお願いします(Twitterもやってます)。


前回の記事でも話した通り、新しくnoteを始めました。始めるにあたり、少しでも継続して書き続けたい。そんな想いから、『声みたいな読み物』という少し仰々しいタイトルを銘打って、連載をスタートしました。縮めて #コエヨミ 。間違えて #キノツラ と覚えないでねって言ってたやつです。

今日はそんな #コエヨミ の第2回です。第2回。はい。お気付きの方もおられると思いますが、富内、完全にnoteを書くことにハマっています。じゃないとこんな短いスパンで文章書かないです。ほんまに。

noteめっちゃ楽しいです。いや、もちろん書いている時も楽しいんやけど。自分の見たものを自分の言葉で、文章という媒体でアウトプットすること自体楽しいです。でもそれ以上に、やっぱり反響があると嬉しいなって。当たり前やねんけど。読んでくれる人がいたり、感想をくれる人がいたり。めっちゃ嬉しいです。

これまでもラジオや動画を通して、普通の人よりは沢山さまざまなプラットフォームで発信してきたつもりやし、沢山のご意見ご感想をいただきながら試行錯誤してきたつもりやけど、それとはまた違う感覚というか。とにかく嬉しい。この感覚、言語化むずい。なんて言うんやろ。あかん、言葉出てこーへん。絶対文字媒体向いてない。悔しい。まじ無理。ギャルになってegg出てさんま御殿で暴れたい。

前回のnoteはこちら。


はじめに


初回となる前回はサッカー観戦をテーマに、『カテゴリー3からJリーグを観戦してみて』というタイトルで書いていきました。

今回は『「サッカーの可能性」と「復興の未来」を模索してみて』というタイトルで書いていこうと思います。

いや、結構何について書くか迷って。いろいろ他にも案がありました。「映画『52ヘルツのクジラたち』を原作の小説読み切る前に鑑賞してみて」とか、「マクドの三角チョコパイは我慢できるのに何故サンマルクのチョコクロは絶対買ってしまうのか」とか。ごめんなさい、後者は嘘です。前者はほんまに書こうとしてました。ほんまに。

そもそもこのnoteは、サッカーに関することしか書かないと決めているわけでもなくて。なんならサッカー以外のエンタメ全般を、消費者として体験してみた感想を積極的に取り上げて書いていきたいなと思っていました。だからこそ、『52ヘルツのクジラたち』とか、『Eye Love You』とか。そういったエンタメやコンテンツを体感した感想を書きたいなと考えています。やっぱ山下美月演技上手いわ、みたいな。まあでも正直二階堂ふみが圧倒的。

ただ、今回はサッカーに関すること、もっと言うと、消費者ではなく生産者としての立場から書いていこうと思います。あ、今回すごい真面目な回になります。変な文章読みたい方は次回以降お楽しみに。

ここから本題に入ります。

2024年1月20,21日に福島県双葉郡楢葉町にあるJヴィレッジにて、『FOOT TREASURE』というイベントを開催しました。フットトレジャー。通称フットレ。キノツラではありま(以下略)。

フットレは僕個人というより『ISSUE FOOTBALL』というイベント制作チームの一員として、Jヴィレッジさんご協力の元開催しました。『ISSUE FOOTBALL』。『FOOT TREASURE』とか『ISSUE FOOTBALL』とか、次から次へと知らない固有名詞出してしまい、申し訳ありません。簡単に言うと『ISSUE FOOTBALL』とは、主にサッカーを通じて社会課題の解決に繋がるようなイベント開催を目的に運営している、プロジェクトチームです。2023年7月に廃棄服課題を扱ったイベント『FOOT MUSEUM』を開催したり、サッカーの文化的な側面が好きな方々の集まるコミュニティ『ISSUE F.C.』を運営したり、大学に講演会に行ったりしています。一応僕個人も少しお手伝いさせていただいております。そんな中で、今回は地域復興をテーマに、フットレを開催しました。

FOOT MUSEUM 2023
ポスターの掲示
廃棄サッカーシャツを犬の服にリメイク
廃棄服のサッカーシャツを飾る
ちっちゃいの
スコールズ大好き

今回のnoteは「サッカーの可能性」と「復興の未来」とか言いつつ、フットレを開催してみての感想についてザックリと書いていきます。フットレの中身がどうとか、どんなイベント内容だったのかとかはあまり詳しく書くつもりはありません。というよりはこのイベントを開催してみての心境について書いていくという、シンプルな内容にしたいと思います。その方が読みやすいのかなとも思うので。前回、初回にしてはちょっと長すぎた。反省。今回は端的に書きたいです。もうすでに長いけど。お前京都銀行なん?って言われないように頑張ります。

※こちらの記事は2024年3月11日に執筆したものです。改めて、東日本大震災並びに能登半島地震で亡くなられた方々とそのご家族に、心からお悔やみ申し上げます。

復興イベントに取り組んでみた感想

結論

昨晩のリヴァプールvsマンチェスターシティの遠藤航選手の活躍、素晴らしかったですね。ほんまに興奮した。世界最高峰のリーグのタイトル争いで日本人選手がMOM、かっこよすぎた。久しぶりにサッカーであんなに興奮しました。

あ、すみません。今回は端的に書くと言ったのに。こんな書き出しいらなかったですね。このnote、構成とか特に練らずに書いているので、気がついたら脱線してまう。危ない。

ということで早速結論からいきます。ほんまに。前回とは違う。成長した姿見せるぜ。はい。結論から言うと、当事者意識は誰でも持てるし、サッカーで実現出来ることは沢山あるということです。

結論がかなり飛躍したものなので、ここからは、なぜこういった考えに至ったのか、順を追って説明していきます。あ、冒頭に書くの忘れていましたが、こちらのnoteは最後まで無料で読めますので、よろしくお願いします。

イベント開催に至る経緯

もちろんここからも端的に書いていきます。もちろんね。おれは京都銀行じゃない、おれは京都銀行じゃない、おれは京都銀行じゃない。

まず、なぜ今回フットレ開催に至ったのかという経緯について簡単に書いていきます。

フットレ開催に向けて動き出したのは2023年8月下旬頃。元々親交のある知人から「福島県で震災復興をテーマにイベントを開催してほしい」という依頼がありました。というのもその知人、福島県出身で、当時震災を経験した人。地域や復興に対して元々想いがあり、今回依頼してくださった、という流れでスタートしました。依頼を受け、我々は翌月に福島県を訪れ沢山の方々とお話ししました。Jヴィレッジの方々やふたば未来学園中学校・高等学校様、東日本大震災・原子力災害伝承館様を訪れました。こっそりいわきFCパークやら・ら・みゅうも行きました。帰宅後本格的にイベント制作に取り掛かり、『FOOT TREASURE』を考案、2024年1月にJヴィレッジで開催される小学生のサッカー大会『ふたばカップ』にてフットレを導入したいとJヴィレッジの方々へ提案し、計500人ほどが集まったイベントを無事開催できました。いやいやよかった。ご協力くださった皆様、ありがとうございました。noteなので個人名は書きませんが、知人もありがとう。

フットレを導入してくださった大会『ふたばカップ』

フットレ

ここまで書いてみて「やっぱフットレの説明ちょっとはした方が良くね?」と思ったので、少しだけ書いていきます。

フットレは簡単に言うと、『サッカー版謎解きアドベンチャー』です。謎解きイベントって界隈によってはブームになっているのかなと思うんですけど、それのサッカー版をやってみた、っていう感じです。サッカーや福島県民あるあるを絡めた謎解きを解いて、ミッションに挑んで、クリアするとスタンプが溜まるって感じ。それを小学生の選手やその弟や妹、保護者の方に、試合の合間に取り組んでもらうというものです。小学生のサッカーのカップ戦とか大会って、試合と試合の合間が意外と長くて。何か有効活用できないかという課題感から、考案したイベントです。詳細はこちらのPodcastにて話しているので、ご興味ある方はぜひ聴いてみてください。

フットレの謎解き
一応MCとしてお手伝いさせていただきました

復興とは

ここまでフットレ開催の経緯やイベント内容について話してきました。前提がいろいろ揃ってきましたが最後に1つ。復興について。

8月に知人から依頼を受けた時に1番最初に悩まされたのが、この疑問でした。「復興とは」。どうすれば、どのような状態になれば復興したと呼べるのか。東日本大震災被害の当事者ではない僕たちには、なかなか理解出来ませんでした。震災当時、僕自身は小学4年生。学校のテスト中だか授業中だかに急に揺れたのを覚えています。その頃は京都に住んでいたんですが、京都でも震度3を記録していて、まさかこの地震の震源地が東北だとは思いもしませんでした。学校から帰宅してテレビをつけた時に受けた記憶は忘れません。

それでも、僕自身は震災被害の当事者ではありません。被害者の方々の経験や感情を想像することは出来ても、本当の意味で共感することは出来ない。しかしそれでは、復興をテーマにしたイベントの開催なんて出来ないし、復興の力になりたいなんて言えない。

そんな想いから、9月に福島県へ赴きました。実際自分の目で見て、話を聴き、肌で触れる。当事者になることは出来ないけど、当事者意識を持つことは出来る。そう思い、1泊2日という短い時間でしたが、福島県にいきました。

その中で感じた「復興とは」。

一言で表すのは難しいですが、復興とは、ネガティブな言葉ではなくポジティブな言葉やと思っています。もちろん震災は悲しい出来事です。無いに越したことはない。でも、復興とは、そこから立ち直り、また元の姿に戻ろうとするだけでなく、以前までの良さや文化を活かしつつ、全く新しい姿として前進することなのかなと思いました。震災前よりもよりよい姿へ。震災を経験したからこそ。そういった前向きな想いを、福島県の方々と話していて、感じました。

サッカーの可能性


いろいろ話しましたが、結論に戻ります。当事者意識は誰でも持てるし、サッカーで実現出来ることが沢山ある。当事者意識に関しては今話した通りです。次に、サッカーで実現出来ることについて話していきます。次にというか、最後に、ですね。さすがにこれ以上書くと長ーいおつきあい。あ、震災に関する話は間違えた解釈とか情報を含みたくなかったので自分なりに、出来るだけ丁寧に書きましたが、最後はサッカーの話なので自然体で書いていきます。

僕自身、当たり前やけどめっちゃサッカー好きです。相当サッカー好きな自信あるぐらいサッカー好きです。ちょっと小泉構文っぽくなってもうた。まあでもそれぐらいサッカー好き。

サッカー好きな理由についてはいろいろあるし、それぞれ一応自分なりに言語化してるんですけど、その中でもやっぱり幼少期の経験が大きいです。具体例を出すのはめんどいので割愛しますが、サッカーを通じてとにかくいろんな経験ができました。まだ知らない、見たことない事だらけの間に、どれだけサッカーのいい側面に触れているか。特に、日常的に遊びとしてボールを蹴っている時に得られる新しい発見と、勝負の場面で得られる感情の自由な表現は大好きです(高校サッカーで自由に感情表現出来るとは言っていない)。これ以上書くとややこしいので、サッカーが好きな理由は一旦ここまで。

まあ何が言いたいかというと、サッカーで得られる体験、もっと言うと幼少期に得られる新しい発見と感情の表現は、震災復興に何かしらのいい影響を与えられるのではないか、ということです。福島県は復興に向けて、教育に力を入れています。未来に生きる人材を育てるために、様々な取り組みや施策を行っています。そういった人材の育成に貢献できるのではないかと思い、今回のイベントを「子どもたち」を対象に実施しました。

実際イベントをやってみて、ほんまに良かったなと。反省点も沢山ありますが、とにかくいいイベントになりました。Jヴィレッジの方からも少し褒められました。ぐふっぐふっ。僕自身サッカーに関しては好きやしちょっとだけ詳しいけど、社会課題や地域復興に関する知見はありません。だからこそ、知見を持った方々に直接伺い、その課題や問題をサッカーを通じてどのように解決するか考えることが重要だなと、改めて感じました。

さらに言うと、ただサッカーの試合をするだけでは得られない、サッカーの表面ではなく側面にある価値を上手く使うことが大事だなと感じました。

おわりに

めっちゃ真面目に、しかも結局かなりのボリューム書いてしまいました。なんなら書きすぎて、わんちゃん3月11日中の投稿間に合わなくなるところでした。ギリギリ間に合ったけど。日跨ぐとこやった。危ない。反省。

まあとにかく福島県行ってみての感想としては、めちゃめちゃいいところだということです。自然いっぱいやし、いろいろ勉強になる施設も多いし、何よりシンプルにご飯が美味しい。小泉進次郎さんもサーフィンしてたし。ここで小泉構文の流れ回収。さすが。

そして多分、福島県以外の被災した地域もいいところのはずです。なので、ぜひ自分の目で見て、足を運んで確かめてみてください。何か感じるものがあるかも。

あかん、やっぱ真面目に書きすぎや。ちょっとバランス取るために、マナティーが自分のう○こ食べる動画貼っときます。有名なやつ。

以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました。よければnoteのフォローよろしくお願いします。

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