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カテゴリー3からJリーグを観戦してみて(声みたいな読み物#1)

ご挨拶

はじめまして、富内咲人です。
『ジャズヤンマ』というコンビで大阪でお笑い芸人をしたり、『ラジオイレブン』というサッカー系のYouTubeチャンネルに出演したり、『ISSUE FOOTBALL』というプロジェクトチームのイベント企画制作を手伝ったりしています。

ジャズヤンマ(右が相方のきょーへい君)


このたび新しく、noteを始めてみることにしました。新しくと言っても、一応以前少しだけトライしたことはあるのですが。長く続かず、過去の記事も消してしまい。

ということで心機一転、イチからnoteを始めてみることにしました。パチパチパチ。

新しくnoteを始めるにあたって、どうせなら長く続けられたらなと思い、連載形式でやってみようと思います。どうせなら、ね。モチベになるし。連載のタイトルは『声みたいな読み物』。これでやっていきます。

なんか別にかしこまった学術的な文章を書くつもりもないし、読み手にストレス与えたくないし。一緒に喋ってる感じで、読んでもらえるような文章を書いていこうと思います。基本的には、僕のいわゆるフリートーク的なものをそのまま書いていく感じ。声みたいな感じで。

見た景色、得た体験をつれづれなるままに。徒然草。紀貫之。略してキノツラ。ちゃうわ、紀貫之は土佐日記か。徒然草は吉田兼好。何言うてんねん。そんなんどうでもいい。こういう部分は数年後読み返した時に、恥ずかしくなりそう。もうすでに恥ずい。減らしていきたい。あ。一応『声みたいな読み物』って長ったらしいタイトルなので、略して『コエヨミ』って呼んでください。SNSで感想やご意見を拡散していただく時も #コエヨミ をつけて投稿していただけると嬉しいです。間違えて #キノツラ で投稿しないように。

はじめに

今回は、2024年J1リーグ第2節ガンバ大阪vsアルビレックス新潟の試合をパナソニックスタジアム吹田に観戦しに行ったので、その感想を書いていこうと思います

1-0でガンバ大阪が勝利したこの一戦。めちゃめちゃ面白い内容で、すごく見応えありました。ちなみに僕は子供の頃からガンバサポーターです。小学4年生の頃、万博に試合を見に行ったら、ガンバTVにインタビューされたことあるぐらいガンバ好きです。当時いた佐々木勇人選手に「どうしたらそんなにドリブルが上手くなりますか?」と質問したら「朝練です」って即答されたのは今でも覚えています。なんで朝じゃないとあかんねんって思ったのも覚えています。

まあそれはさておき、今回はガンバサポーター目線で、この試合をスタジアムに観に行った感想を話していこうと思います。ただし、レビューという感じではなく。要は戦術とか両指揮官の駆け引きとか、そういうのではなく。あくまで観戦日記的な感じです。そういうフットボールの中身については『ラジオイレブン』というJリーグ系のYouTubeチャンネルをやってますので、そちらをぜひ。ガンバ大阪vsアルビレックス新潟の試合のレビューも上がっています。ガンバの新潟に対する守備の仕方とか、ネタラヴィ理不尽すぎとか。サッカーコーチ仲間達と一緒にいろいろ喋ってます。一応僕も昨年までコーチしてて。中学生のサッカーチームのコーチやのに気付いたらフットサルの全国大会に行くという、変な経験はさせていただいてます。そんな経験を活かしたサッカートークしてるので、ぜひ。

前置きが長くなりましたが、今回は「カテゴリー3」で観戦してみての感想を書いていこうと思います。最後まで無料で読めますので、ぜひ読んでみてください。

Jリーグ観戦日記

カテゴリー3とは

イニエスタがJリーグに来た時の衝撃は今でも覚えてます。2018年。ヴィッセル神戸への加入が決まり、飛行機に乗って日本にやってきて、Jリーグのスタジアムでプレーした瞬間。思い出すだけで、今でも震えます。まじ西野カナ。もしも運命の人がいるのならって感じ。いやいや、だって。イニエスタは自分の中では幼少期からのアイドル。メッシもダヴィドシルバもサンティカソルラもディマリアも好きやけど、その中でもトップレベルで好きやった選手。そんな選手が日本にやってきたと考えると、衝撃と興奮で胸が躍りました。あ、ちなみに1番最初に好きになったサッカー選手はカルロステベスです。アルゼンチン代表の。ストライカー。ユナイテッドとかシティとかユベントスで活躍した選手。なかなか渋い。咲人少年、いいセンスしとる。まあそんなこと置いといて、イニエスタは僕にとって天才的なアイドル様でした。無敵の笑顔で荒らすメディア。

そんなイニエスタに匹敵するほど、個人的にプレーを見るのがワクワクする選手が、今のガンバ大阪にいます。イニエスタに匹敵するほど。そう、ウェルトンです。ウェルトン。この冬新加入でブルガリアリーグから移籍してきたブラジル人サイドアタッカーです。とにかく速い。そして上手い。いや、移籍決まる前というか、報道が出始めたあたりからウェルトンの試合映像を見始めて。もうびっくり。ウェルトン、めちゃめちゃ上手いやないかいと。いい選手すぎるやんと。

すみません。いろいろ話が脱線しましたが、何が言いたいかと言うと、僕は今回、イニエスタに匹敵するほどプレーを見たかったウェルトンをしっかり見るために、目に焼き付けるために、メインスタンド側のカテゴリー3という場所から観戦しました。

急に話が飛んでしまい申し訳ありません。具体的にどういうことか説明します。こっからは真剣に書きます。押忍。

まず、カテゴリー3という場所について。意外と知らない方も多い、若干マイナーな席種なので説明します。簡単にいうと、下層のガンバゴール裏側のコーナーフラッグあたりです。ほんまにゴール裏の真横って感じ。一応メイン側とバック側の2種類あるのですが、今回はメイン側の座席で観戦しました。

カテゴリー3(メイン側)の位置
カテゴリー3(メイン側)から観た景色
カテゴリー3から観たホーム側ゴール裏


次に、ここがなぜウェルトンを見るための座席なのか説明します

最初にこの試合の内容を事前に予想します。こんなメンバーでスタートして、こんな展開になって、こんな采配をするんじゃないか、的な。

その中で立った仮説のひとつとしてウェルトンのベンチスタートがありました。来日して少し時間が経つのでベンチ入りはするだろう。ただスタメンではないだろう。なので、ベンチスタートを予想しました。ということは、出るとしたら後半、ポジションは左ウイングやな。

そう思い、後半ウェルトンを1番見やすい席として、カテゴリー3のメイン側を取りました。基本的に、前半相手ゴール裏側のゴールに攻めて、後半ガンバゴール裏側のゴールを攻めるのが通例なので、ウェルトンが左ウイングで後半出場するなら、彼自身はメインスタンド側でプレーするはず。その仮説から、この席種を選びました。あ、「宮本監督の頃の連勝しまくってた時にコイントスで勝ったら、絶対後半ゴール裏を背に戦えるようにコートチェンジしてたやんけ」という反論は受け付けてませんので、ご了承ください。「ようそんなん覚えてるなあ」という意見に関しては恐縮です。恐縮。Eye Love You。山下美月演技上手すぎ。

カテゴリー3で試合を観た感想

本題に入ります。

普段から僕はゴール裏はもちろん、メインスタンド、バックスタンド、上層、カテ6(カテ6はカテゴリー6ではなくカテ6と言いたい)と、スタジアムの様々な場所から観戦するのですが、カテゴリー3は久しぶりでした。ほんまに2年ぶりぐらい。

その中で気づいたことがあったので書いていきますが、その前にカテゴリー3という席種の特徴についてもう少し詳しく話します。カテゴリー3は実はすごく特殊な席種です。まず、ゴール裏に近い。なのでガンバ大阪サポーターの圧や声量をダイレクトに感じられます。ただ、それでいてほとんどの方は立たずに座って応援している。チャントを歌うこともないし、飛び跳ねることもない。でもガンバサポーターの応援を1番近くで見れる、いわば特等席でもあります。

客層もさまざまでした。ご家族や夫婦で来られてる方、観光客の方、もちろん1人で来られてる方も。年齢層も、老若男女バラバラでした。若干、他の席種より子供が多いかなと感じたぐらい。

そんな少し変わった席種で試合を見た感想。一言で言うと、「ガンバ大阪の未来がここに詰まっているかもしれない」です。

話した通り、カテゴリー3は凄く特殊な席種です。チャントが凄く聴こえる。でもチャントを大声で飛び跳ねながら歌う雰囲気ではない。いや、別に僕たち大人からすればそこまで気にすることではないかもしれませんが、子供にとっては少し焦らされているような感じがするはずです。「ガンバのゴール裏かっこいいなあ」「一緒に応援してみたいなあ」と感じる子も多いはずです。しかし、それができる雰囲気ではない。周りの人たちみんな座って観てるし。実際僕の席の前にいた子達もそんな感じでした。ゴール裏を羨ましそうに眺めたり、チャントに合わせて拍手したり。歌えない分、試合中は大声で指示を出したり声援を送ったりしていました。「ウェルトンいけー!」「ウェルトン走れー!」「ウェルトン上手すぎるー!」と。


それは冗談ですが、でもほんまに、ずっと大きな声で彼らなりに、ピッチにエールを送っていました。

僕自身も試合中はブツブツ喋って観てるタイプです。この選手がフリーだの、こうボールを動かせだの。事前のコーチング的なの。もちろん事後のコーチングもあります。なんでそうなんねんとか、なんでシュート打たへんねんとか。やっぱりマイナスなことを発してしまうこともあります。

でも、周りにいる全力で応援している子供たちを見ると、ポジティブな声かけた方がええなあと思ったりもします。子供たちが悪い声掛けを真似するので。実際僕が言うことを子供が繰り返して言ってたりしたんですよね。「岸本今そこマークしてくれるの助かるなあ」って言ったら、子供達が「岸本ナイスマーク!」みたいな感じで。

結論から言うと、カテゴリー3は凄くあたたかい空気の席種でした。ゴール裏の温度を感じて前のめりにサッカーを見る子供たちと、それを支えるいい大人たちの集まる場所。未来のガンバ大阪のゴール裏を支える、あるいはガンバ大阪の選手としてピッチ上で戦う可能性のある子達が一定数いて、その子達に、クラブの歴史と伝統を感じてもらいたいと感じる大人たちが一定数いる場所。もちろんそうでない人もいるけど、そういう人の割合が比較的多い場所でした。

パナソニックスタジアム吹田は個人的に日本で1番好きな場所ですし、ゴール裏ももちろん大好きですが、あまり日の目を浴びないカテゴリー3という場所が非常に良かったというのが、今回話したかったことです。ほんまによかった。試合勝てたのもあるかもしれんけど。ゴール裏はまだ怖いという方や飛び跳ねるのは年齢や体力的にきつい、でもガンバ大阪が好きで勝利に貢献したいという方におすすめです。またどっかのタイミングで行けたらと思います。やっぱガンバ大阪楽しい好き。

試合前の行列も楽しい(?)

ウェルトン(おわりに)

最後まで読んでいただきありがとうございました。こんなにウェルトン連呼した記事は多分ここが最初のはず。ウェルトンのブルガリア時代のプレー個人分析動画も上がっているのでぜひ。

よろしければnoteのフォローよろしくお願いします。#コエヨミ の #2もお楽しみに。


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