30年近く一緒に過ごした家族が、ぬいぐるみ病院に入院した話
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30年近く一緒に過ごした家族が、ぬいぐるみ病院に入院した話

冨田 マリー

同棲を始めるときに、旦那(トム)が大きなくまのぬいぐるみを連れて来ました。

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生まれたときから、引っ越すたびにずっと連れているらしく(旦那は変な人です)、クッションの変わりみたいにしていたみたいです。
あまりにも長い時間を一緒に過ごしたので、「今家の中で、こいつが喋りだすのだけは一番まずい」と言っていました。(ぬいぐるみも大変やな)

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形もくずれ、結構汚れてたので、これからも一緒にいるのなら、一回ちゃんとクリーニングしては?という話になりました。

あまりに大きすぎて家では洗えないので、どうせなら、と前から気になっていたぬいぐるみ病院に入院させることにしました。

予約

今年の6月くらい?に予約したんですが、入院可能の連絡が来たのが10月。
半年近く待って、ようやく入院できることになりました。

入院は付き添いをつけることも可能で、付き添いは追加料金でナース研修も受けることができます。
我が家は、わたしが机に飾っていた、アルパカ(パカオ)を付き添わせることにしました。

症状や気になるところを問診票に書き込み、問診票、付き添いと共に送りました。

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用意したダンボールが思いのほか小さくて、ぎゅうぎゅうに詰め込むことになり、人間でいうと格安夜行バスぐらいの乗り心地だったと思うのですが、我慢してもらいました。
(旦那はぎゅうぎゅうに詰め込む作業に罪悪感を感じて、この日の夜に熊に襲われる夢を見たらしいです)

入院

郵送後、さっそく入院完了した旨がメールで届きました。
このあとも経過が随時メールで送られてきます。

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到着後付き添いのパカオも疲れたのか、一緒に寝ています。

先生の診察を受けたあとに、見積もりが届き、再度こまかい治療内容を決めます。

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たんなるクリーニングだけではなく、布がすり減っているところや壊れているところは直してもくれます。
人によっては、ほぼ布切れから人形を再生するような、大手術もあるようです。
今回くまは、とれかかったリボンも一緒になおしてもらうことになりました。

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トムの書いた手紙を読んでいる様子。手紙も一緒に送れます。

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施術

そして施術が開始します。
中の綿が抜かれ、クリーニングされている様子が届きました。

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毎回メールが届くたびに、旦那と一緒にめっちゃ笑いながら写真を見ていました。

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入院生活

無事手術も完了、くまもすっかり元気になったと連絡が来ました。
最後は同じ時期に入院した仲間と一緒に交流パーティーをしている様子が届きました。

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綿を入れ替え、最後に帰宅のダンボールのサイズが決定し、最終見積もりを確認、問題なければその後帰宅日が決定します。

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あれ、パカオも交流パーティーにいる…パカオナース研修したのかな…

ナース研修

最後にまとめて写真が届いたのですが、その中にパカオのナース研修の姿もありました!

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あまりに小さかったので、パカオ用のエプロンを作ってもらったようでした。

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「小さなお身体ですが、パワーは素晴らしかったです!」とコメントもいただきました。

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研修を終了すると、修了証書と、ワッペンがもらえます。
パカオも無事もらえたようです。

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帰宅

無事帰ってきました!

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行きの3倍位のサイズのダンボールで帰ってきました。
行きが格安夜行バスだとしたら、帰りはビジネスクラスですね。

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めっちゃもふもふになってる!
笑っちゃうぐらいふわふわになって帰ってきました!

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パカオも研修修了証書をもらっていました。かわい〜

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手触りは、すっごくもふもふの仕上がりで、綿の量も選べるのですが、ちょうどよいボリュームでした。若返ってる!

さいごに

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入院は一ヶ月くらいでした。メールが週に1度くらいとどいていたので、そんなに長くは感じませんでした。

値段ですが、ちょっとした旅行くらいの値段はしました。
もう絶対新品買った方が安いです。
この価値観は分かる人にしかわからないと思うのですが、30年近く連れ添った、家族同然のぬいぐるみをリフレッシュさせるのには、全然払える額でした。
あと、私達がほとんど旅行をしないので、そのお金をこの子に回したような気持ちです。

本当にこのサービスを考えた人は天才だと思います。
大変楽しい体験でした。

好きな人にはほんとうにたまらないサービスだと思うので、長く共にしているぬいぐるみがいる方は、リフレッシュさせてはいかがでしょうか。

我が家も、くまと、これからもたのしく暮らしたいなと思います。

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冨田 マリー
イラストレーターの冨田マリーです。 http://tomitamary.com