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ある日の風景

京都の美山から、福井の小浜へ行く国道162号線の道中。

車の窓を開けると、草木の爽やかな匂いがします。

青々とした田
のびやかな一本線を描く畦道
川沿いの土手に並ぶ桜並木
なだらかに広がる山々

つい車を止めてしまうほど美しく、うっとりしてしまいました。

こんな風景が日常のそばにそっと在ること。

その幸せをぐっと噛み締める。

噛み締めてたらお腹が空いたので、小浜でくろむつの干物を十枚買って帰ってきました。

ほかほかのご飯の上に、焼きたてのくろむつ干物をのせて、あっつあつのあごだしをかける。

最後に塩昆布と紫蘇と茗荷をあしらえて。

これがほんまにうまい。

素晴らしき春の一日でした。