#1 何ができるのかなんてわからないけれど

さて。

2022年、これといって何も出来ていない。

このどうにもまとまりきらない葛藤と、現状が極めてどうしようもない怠惰にハマってしまっていて、とりあえず残り火を灰にしてしまわないようにしよう…という経緯で6年ぶりにグダグダとブログを書き連ねてみることにした。

日頃インスタとツイッターに投稿はしているものの、情緒的な部分をかなり削ぎ落としているので、私の人間性や素性など全く知らないという人がほとんどだと思う。
それらを語るための場にするつもりも更々ないのだが、ことnoteにおいては極めてセンシティブな内容を扱っていくことにする。

で、富田 旭ってヤツは結局何をするんだい?という話に移るのだけれど、ご存知のとおりYoutubeというプラットフォームでは不器用にチマチマとやっている。
「アコギでテキトーになんか弾く」というテーマをメインコンテンツとして黙々と展開しているのだが、正直なところ自分でも何をやっているのかがよくわからない。

有名になるために他にもコツコツと活動をしていればよかったのだが、基本殻に閉じ籠っているので存在を知られることもなく、精神だけが時に置き去りにされてしまった。

そんな訳でここ半年は地味に引きこもっていたものの、5年越しにエレキギターをかき鳴らす機会に恵まれた。
バンドにまみれて生きてきた私にとっては、その音像や雰囲気が本能的にピンと来てしまった。

本来、曲を書くときはノイローゼになるまで何ヵ月かかろうと練り直すのが性分なのだが、そうやって創るよりもサラッと感性をダイレクトに変換したものの方が自分のみならず、聴いている人にも感情の振り幅が得られることに気がついた。

これがもしバンドでやれたなら…という気持ちこそ動いたのだが、私を主軸において活動してくれるようなメンバーが集うことは奇跡そのものなので、まぁムリだろうなと踏んでいる。
しかしながら、ニール・ヤングやリアン・ラ・ハヴァスもエレキで弾き語りはしているし、個人的にやってみて特別違和感も感じなかったので、当面はこのスタイルでやっていくことにしようかと思う。

そして何とも恥ずかしいことに、心血を注いできた楽曲たちは未だに一曲も発表したことがない。
そんな私がうってかわって、これから発表する曲を今後オフィシャルとして取り扱う、というのが一番伝えたいことであり、覚悟でもある。
曲として不安になるくらいシンプル。
けれども、染み着いた感覚のみで漂う鎖は今までに創ってきたどの曲よりも自由だ。

複雑であっさりしていてオシャレこそがトレンドなのだけれど、どうも自分には温度が合わない。
直球で渦巻いていて泥臭いものがやれればいいのかな、とだけ思っている。

今のところは。

もし、私の曲を聴いた上で何か話を持ちかけたいという熱い心の持ち主がいるならば、連絡を躊躇しないでほしい。
そんな握手を交わせる人が出てくるまでは地味に地道にやっていくつもりだ。
最後まで読んでくれて、ありがとう。
ほんの少しだとしても、熱が伝わっていなければここまで読み進めることは無いのだから。

あなたの心を一瞬でも救えるのなら、それでいい。

そんな音を、遺すために。


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