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ベトナムのHoa Phat Groupについて(1)歴史・鉄鋼

Hoa Phatはベトナムで鉄鋼を主として、
農業、不動産、家電製品などさまざまな分野での事業展開を行っています。

鉄鋼会社としては時価総額で世界トップ15社に入っているとのことです。

歴史としては、
1992 建設機械・鉱山機械の製造、販売会社の設立
1995 家具会社の設立
1996 鋼管メーカーの設立
2000 鉄鋼会社の設立
2001 冷却・電熱関係の会社の設立。冷蔵庫・エアコン・洗濯機・電気温水器など
2004 貿易会社の設立
2007 関連会社を整理(持株会社をつくり、その傘下にグループ会社を置く形に)
ベトナム株式市場に上場
2009 鉱物投資会社をグループ内に編入
2013 鉄鋼会社の鉄鋼生産量が年間115万トンとなる
2015 動物飼料生産など農業部門にも参入
2016 農業全般統合会社を設立
鉄鋼会社の鉄鋼生産量が200万トンに達する
2017 鉄鋼会社の鉄関係生産が400万トンに

2022年は9ヶ月で600万トンを生産するなど
鉄工業としての成長が進んでいます。

鉄工業ランキングでは、まだ中国のグループ会社1.2億トン
従来大手だったアルセロールミッタルの7900万トン
日本製鐵の5000万トンと比べるとまだまだですが、
現状年間ベースで800万トンくらいになってきているので、
そうすると、そろそろ鉄鋼生産量世界トップ50くらいに入ってきそうです。

インドのタタグループである、タタ・スティールの生産量が
2021年の段階でトップ10入りしており、こちらも注目に値するかもしれません。

一方で、2022年自体は鉄鋼関連業界の決算が全体的にあまり良くなかったようですので、世界経済の循環などによる鉄工業界全体の状況も考慮に入れる必要がありそうです。

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