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昭和 照和

その場所に行くと
遠い日のぼくに会えるような気がする
階段を下ってドアを開けると
変わらない景色が迎えてくれる
そしてもうずいぶん長い間
多くの人たちが
歌い、笑い、泣き
夢や恋や人生を
分かち合った
一人ではとても背負いきれないものを
それが何なのかを言葉にしなくても
孤独はやがて音楽に溶けていき
未来に希望の種を蒔き
また明日へと街に帰っていく

ぼくは遠い旅に出る前に
またここに帰ってきた
いつもそうだ
ぼくは大切なことを
この場所に
遠い日のぼくに
確かめにきたのだ

そしてもう感じている
変わったぼくがいることを

いつの日か
今向かっている旅から帰ったら
きっとまたこの扉を開くだろう

その時はどんなぼくになっているだろう
変わらないぼくが
そして変わらないこの場所が
それを教えてくれる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明日もあなたに良いことがありますように♪

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