退院生活51日目

考え方を変えながら生きていく。

今までは、自分の中で確固たる考え方、ぶれない何かを持っていないと「軸が無い」と思っていた。

治療中に自分で色々考えて行動して、その中で自分にプラスに働いた思考法や生き方、考え方を退院生活でも実践しながら生活していけば、この経験って絶対に無駄にならん、むしろ今後の人生において絶対にプラスに働くと思ってた。

ただ、治療中にプラスに働いたからといって、いざ日常生活に戻ってそれが必ずプラスに働くかどうかは別やなってことに気づいた。

ていうか、よくよく考えてみたらそんなん当たり前のことか。周囲の環境が変化すればそれに応じて自分に求められることも変わるし、その変化によって良しとされる思考法や生き方、考え方も当然変化するはず。

自己分析で「私はこういう人間です。」って規定するのって相当難しいと思うんやけど。

飛び込んだ環境で自分が最も快適に過ごせるような性質に変化していくんじゃないのかなぁ、と思う。というかそーゆー環境に応じて自分を柔軟に変えていける力こそ、自分が充実した人生を歩む、かつ他者から求められるようになる本当に必要な力なのかなぁと思ったり思わなかったり。


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