誇りたい。
「将来のために」
23年間、しんどい時は基本的にこれで乗り切ってきた。
というより、乗り切れてしまっていた。
しかし、人生で一番辛いであろうと思われる今、
今まで「将来のために」で身に着けた能力が全く役に立たない。
23年間貫いてきた生き方を全否定されたと感じたと同時に、
「将来のために」努力するモチベーションも湧かない。
「将来のために」の努力で抗えば抗うほど、
抗うことに失敗した時の無力感は果てしなく、
この生き方を否定的に捉えれば捉えるほど、
ここまでの自分を築くために費やした、
時間に対する喪失感は増していく。
自己否定の永遠ループに陥っている、
この状態をどうにかしたいと相談すると多くの人が、
「受け入れ」
「諦め」
「割り切り」
と口にし、それを日々実践しているように感じる。
自分もこの考え方を理解し、納得し実践したら、
どんなに楽な生き方になるだろうな、
と思うが、それは絶対にしたくない。
結局みんな、
自己否定をすることが怖くて、
「受け入れ」
「諦め」
「割り切り」
っていう言葉を使って逃げてるだけ。
だから、
病気になる前後の自分を比較して、
出来なくなったことばかりにフォーカスして、
自己否定に走りまくってる自分は、
他の人が怖くてできないことを、
きちんとできてるっていう意味では、
「誇れる」
そう思いたい。
そして自分は今、
人生で初めて「きちん」と「挫折」している。
しかも今までの方法論じゃ通用しない、
全く異なる種類の「挫折」。
そんな人生で最初の「挫折」経験を、
「受け入れ」
「諦め」
「割り切り」
のような負け犬的な思考を使って簡単に片付けたくない。
人生で最初の「挫折」経験を、
「失敗」経験にしたくない。
絶対に「成功」経験にしたい。
そして、
「この先に訪れるどんな挫折でも、自分なら乗り越えられる」
という圧倒的な自信を23歳の若さで手に入れた上で、
自分が今まで歩んできた人生そのものに、
「誇り」を持って生きれるようになりたい。