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気持ちの“蓋“をひとつずつ

髪の毛を人生で初めてピンクに染めた。

「ハイトーンカラーにしたい!」とここ3年くらい思い続けていたけど、なかなか実行に至らずやっと実現できたのだ。


「髪質的に傷みそうだからやめておこうかな」とか、「この歳でこんな色にするのもな」とか、「初めましての方とお仕事する時に印象どうなのかな」とか。そんなことを考えて、いままで気持ちに蓋をしてきた。

でも、新しい街で、新しい美容院に行ったら、心機一転気が変わったのか、やっぱりハイトーンにしたい気持ちがむくむくと湧いてきて、人生初のブリーチをしてみることにした。

ブリーチを複数回重ねないと、ハイトーンに仕上げるのは難しいらしい。1回目はブリーチをしたあと、その上からカラーを重ねてもらった。1回目のブリーチの後の自分は、金色に近いオレンジのような色み。初めて見る自分の姿にかなり不安になったけど、くすみがかったアッシュ系のカラーを重ねたらかなり自然な色に落ち着いた。

2回目のブリーチでは、白と金色の間のような、鬼滅の刃の煉獄さんのような、かなり明るい金髪になった。そこからピンクベージュの色みを重ねたら完成だ。

最終的にこんな色みになった。

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この写真だとかなり暗めに見えるけど、陽に当たると金とピンクを混ぜたような色みに。(最近はピンクは抜けてハイトーンベージュ)

最高すぎて鏡を見るたびに、自分が自分じゃないような、新しい自分になれたような新鮮な気持ちを味わっている。



マリアージュフレールの紅茶を買った。

前に友人の家で飲んで以来、そのおいしさに感動して、いつか買いたいと思っていたのだ。普段はコーヒーばかりで紅茶を買うことは少ない。だけどその日は、棚に並ぶ紅茶と目が合って勢いでそのまま手に取った。

カフェインレスの「マルコ ポーロ ルージュ」を手に取ったはずだったけど、帰って開けてみたらなぜか「マルコ ポーロ」がそこにあった。(勢いがありすぎた)

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でも、そんな間違いどうでもいいくらいおいしかった。華やかな香りとキャラメルのように香ばしい甘み、上品な味わい、2回抽出しても渋みが出にくくおいしいまま飲み切れること、高級感ある佇まい…とにかく全てが最高だった。サイトに「フレーバードティーの神話となったお茶」と書かれていたけれど、このおいしさなら納得。むしろこれが神話じゃなかったらおかしいレベルにおいしかった。

「結局、コーヒーばかりで飲まなくなりそう」とか「結構いいお値段するしな」とか、買うのをためらっていたけれど、買ってよかったと思った。

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そんな「マルコ ポーロ」様は、現在キッチンに鎮座している。自分にご褒美あげたい時も、疲れた時も、見守ってもらえるように。あのおいしさを忘れないように。きっとまた目が合えば、この感動を思い出せると思う。



「忙しいから」

「急ぎで必要なものじゃないから」

無意識に気持ちに“蓋“をしていることが、これ以外にもたくさんあるだろう。でも、これからはどんなに些細なことでも目を背けずに、自分の気持ちに正直に生きていきたい。

そう思うようになったのは、妊娠したことが大きいかもしれない。ひとりでゆっくり過ごせる時間に限りがあるから、やりたかったことを今のうちに全部叶えておこうと思うのだ。

今日は、どんな小さな夢を叶えようか。

そうやって自分の人生を過ごしていきたい。

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