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2022年1月23日
続々と始まっていく自動化
各所のニュースで急速に立ち上がっている様々な『自動化』。
多くの経済活動やプロジェクトが、新時代向けの『自動化された価値交換の仕組み』によって立ち上がっています。
審査や信用の調査を、限られた機関に委ねて取引を行い、それらの機関に膨大な手数料というコストを支払ってきた時代から、システムによって取引に必要な審査、信用を担保する方法が確立され、取引にかかる手数料の流れが大きく変わっていっています。
今後は、様々な取引に対して個々人の過去や収入や人間性に関係なく、システムによってその信用が測られていく時代になっていきます。
もちろん、完全に移行するまでには、まだまだ期間と発展が必要になるでしょうが、ほぼ全ての事業者が、この流れに沿って事業のあり方や経済活動の変革を求められるでしょう。
この流れに対し、多くの方が少し穿った捉え方をして誤解していそうなので、個人的な見解として残しておきたいことがあります。
”GAFAなどの時代が終わり、新しい時代の幕開け”
単純に、既得権益層が囲い込みによって収益を上げていた時代から、小コミュニティが個々でダイレクト課金による小規模取引を行える時代に突入し、既存の大企業たちのビジネスが危ぶまれる
・・・という見方をしている人たちが多く散見されます。
一見、間違ってないような上記の見解に対し、少し違和感を覚えているのが現状です。
『現実問題として、多くの個人情報を保管し、それを武器にして様々な広告戦略や販売戦略、プラットフォーム事業による手数料ビジネス、金融業界に参入することによる資金調達によって更に行われる新規事業への展開・・・・
これら機関事業の全てが、小コミュニティ同士によるダイレクトビジネスの土壌完成によって、根底のビジネスモデルから崩壊し、既得権益層の多く(GAFA含む)が立ち行かなくなる・・・』
こんな感じの考えは新時代の到来に対し、現在の時代を牽引している多くの企業や組織が歓迎していないように感じてしまいます。
しかし現実は全く逆で、新時代へのイノベーションを下支えしたり、積極的に新時代への発展に参加している企業は、今の時代を牽引してきた企業や創業者でもあります。
おそらく、現在の20歳〜30歳、特に25歳〜30歳の世代は、新時代を作っていくゴールデンエイジとして、良くも悪くも可能性と混沌の中で生きていくことになると思います。
そして、その世代の若者を積極的に新時代の担い手として応援しサポートしているのは、フェイスブックやツイッターなどを代表例として現代を牽引した企業や、その世代で活躍した面々のように思います。
人間は現在の状況や過去から、自分の思いたいように相手や対象物の存在を既定する傾向にあります。
GAFA:ITによって莫大な富を得て、既得権益層として自分達の利益を守る存在
当然、企業として事業を営む以上は利益は追求していくでしょう。
しかし、その結果はそもそも、多くの人たちの欲求に応えてきた結果であって、初めから既得権益を得るために事業を始めた訳ではない・・・ということです。
おそらく彼らは現在の既得権益側になる以前、これから訪れるであろう平等で公平な時代を作りたいと本気で思ってビジネスをスタートさせた存在だと思います。
約20年前にインターネットに触れた時感じたのは、Webという機能を通じて、多くの人類が平等に、自由に活動できる未来でした。
結果として、GAFAを中心とした、限られた組織が力をつけて、平等とは言えない世界、経済圏が形作られました。
これは、企業側の問題ではなく、単純に消費者側の問題なんだと思います。
・不正
・個人の利得主義
・責任転嫁
これらの、社会活動における消費者側の探り合いや責任転嫁の仕組みにより、多くの取引に『必要のない機関や保証』に対するコストとリソースを必要とした仕組み。
自分たちの責任逃れや、不信による不利益回避行動、多くの利得を得る単位が、団体ではなく個人で括られるように設定された評価基準。
個人として活動する多くの人間が、上記を前提として生活している現在。
それらの不安や不満の『お役に立てます』と期待に応えたGAFA中心のメガ企業。
時代は変わっていき、良くも悪くも残酷な時代に突入します。
再三言い続けてきた理想と予想が現実のものとなりそうな気配が目の前に来ていることを実感しているので改めて残しておきたいと思います。
小手先のテクニックで生きられる時代は終わります。
(日本は、もうしばらく大丈夫そうですが)
・先に知識を見つけた人間が、知識の入手に出遅れた人に対して高額で情報を買ってもらえる時代は終わります。
・上手なお金の稼ぎ方を教えて利得を得られる時代は終わります。
・価値を生んでいる人たちのサポートによって手数料を貪るビジネスは終わります。
・経済的優位を武器に、新たな経済活動を有利に進められる時代は終わります。
・ミスを恐れ、責任転嫁という方法による安全策を探している事業者の成功手法は終わります。
・富の分配方法や判断を、富めるものに委ねる時代は終わります。
・搾取によって豊かさが得られる時代は終わります。
間違いなく出遅れ、新時代に取り残されるであろう
【日本】
という国で、個人や自コミュニティの損失を覚悟して、新時代への一歩を踏み出している人たちがいます。
変化を嫌い、変化を否定し、変化の邪魔をすることが正義とされてきた日本において、変化できずに衰退していくことに
『否』
を突きつけて行動している多くの若者たちに、心からの尊敬とエールを送りたいと思います。
また、それらの若者に新時代の構築を委ねつつ、自分たちが今、何を成すべきか・・・。
自分たちの生き残りや誇りを賭けて挑戦している若者たちに対し、微力でもサポートできる存在となるため始めた復帰戦。
一番大変なステージでありスタートラインに立つためのステージクリアが、ゴール直前まできているように思います。
頑なに避けてきた、他人の人生と未来を背負う取り組みですが、結果として多くの人たちを巻き込み、多くの人たちの未来の一部を背負うことになりました。
まだ何も始まってないし何も終わってませんが、現時点では多くの人たちに『可能性とコミュニティの重要性』を感じてもらえてるとは思います。
・不正 ・個人の利得主義 ・責任転嫁
これらのリスクや責任を全て背負い、共に最難関ステージを戦っているメンバーと、それを信じて共に賭けてくれている多くの参加メンバーに対し、敬意と感謝を。
しかし3年後、その敬意と感謝は返してもらう予定です。
現在参加されている全ての人たちが、夢と希望、その他無数の様々な価値を手に入れ、スタートアップメンバーに感謝する日を作り上げていきます。
正直者が勝ち残っていく時代が始まります。
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