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コロナ禍のイノベーションスペース

年始早々、非常に厳しい社会情勢が続いていますが、昨年春の緊急事態宣言発令時とは違った感覚を持っています。苦しい環境下でありながらも自粛一辺倒ではなく、静と動のバランスをとる必要性を多くの人が意識しているように感じるからです。やや強引ですがそんな厳しい状況とオープンイノベーションと共通項をがあるようにも感じています。

単一エンティティ(企業や様々な団体)のリソース(ヒト・モノ・カネ)だけでは抱えている課題解決やスピーディーな新しいビジネス創出が難しいのではないか。そして、そう感じて行動する人には何らかの「原体験」がある。昨今、オープンイノベーションという多様な人の繋がりの中にポテンシャルを感じ取り、それと同時に個と、個の所属するエンティティをコミュニティに価値還元することで、個・企業とコミュニティが相互循環するような仕組みをより持続的なものにしていきたい、という人が増えていることがなによりこの領域のエネルギーになっている。それはそれぞれの原体験によりインスパイアされた「原体験」を持つ人がいるからです。

日本は元来、人の繋がりが非常にウェットという文化的な特性があるものの、この十数年で効率化、平準化が一気に進んでしまったことで、定性的な特性への価値認識に大きな変化が起きのではないないか。そんな中でウェットな文化を心地よく感じながらも、ネガティブも逆手に取って、仕事と趣味の混同を先人と同じぐらいに気持ちよく言い切れる様な感覚で日々没頭できるワークがしたい。そんな公私混同、文武両道、オールミックスなベース基地をスペースという共通基盤を活用してブレンドするイノベーションスペース。
公私混同の中には目標やゴールが曖昧なケースも多く、非金銭的価値も多く存在する。その中で企業人、ビジネスマンとして何を活動意義と設定するのか。自律性が大前提となるので、組織的なストラテジーはとても難しいもののポテンシャルは無限大です。

スペースという意味で存在価値の共通認識さえできれば、物理的スペースでなくてもデジタル技術で実現できることもある。さらにデジタルだからこそ、距離、国を超越できるので首都圏だけでなく、国内各地方や国外と積極的に結んで仕掛けを作りたい。それを2021年最大のチャレンジとして、ネクストステージへ向かいたい考えています。

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