秘密展のひみつ vol.4
2020年1月13日、成人の日。
新成人の皆様、成人おめでとうございます。
そんな今日は、作品No.95 種村幸ちゃんの作品について。
みゆきちゃんは富田のポートレート作品によく参加してくれています。
展示した作品の写真では、みゆきちゃんのイメージを最大限に活かしたく
何かに迷いながらもその先に進んでいく人の力強さのような、そのまだ見えない意志の先から溢れてくる光を取り入れた写真にしています。
箱も複数の箱を階段状にして、意志が向かう方向を示しています。
ライティングはこんな感じ…
※これは別カットなので、箱は積み上がっていません。
①メインライトは下手側斜め４５°くらいの方向からオクタゴンのライトボックスで人物全体と箱を狙っています。
この時、箱の上手側の面に少しシャドウが出てグレーに落ちるようにライティングにしています。
②バックライト、今回はもしかしたらメインと言っても良いほど一番メッセージ性の強い光になっています。
セッティングする時も、たしかこの光から組みました。
スタジオの天井にストロボを吊って絶妙な角度を調整しました。
きっとこの先ずっと上っていく階段の先にある未来を表現できたらというライティングという意味合いと髪にハイライトを入れて人物を印象付けたいという意味合いで組みました。
③このライトはアクセントというよりも、全体をなじませるような、撮影カットによっては出力を調整して顔の頬にハイライトが入るような位置に光を組んでいます。
“…かもしれなかった時間”
その瞬間どんな選択をするか、
どんな選択をしたか、
それが正しかったどうかの答えはわからない。
きっと役者や表現に生きている人はその答えへの不安が人一倍大きいとも思います。
少なからず、いまそこに存在できているってことには必ず意味があると思って
僕自身も日々生きています。
もし、人生において何かを残せるのであれば
僕が写した瞬間にも、誰かにとって、あなたにとって、
その答えへのヒントが記されていれば幸せに思います。
おまけ。作品候補だった悩んだ写真。
ブロマイドでしか見られないカラー（色出しは別パターン）も！
秘密展の作品のひみつが紐解けていくととても面白いので
是非、フォトブックを持っている方は写真とQRコードにあるエピソードを見てみてくださいね✨
次回もお楽しみに！
see ya！
gekichap 富田大樹
作品No. 95 種村幸
hair&make：小倉優美
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