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Sicknote Page.14 手術の前と後

手術日までとにかく暇

入院時にPCR検査をする都合上、入院日から手術日まで、特になにもない日が4日ほど続きます。暇です。なので、持ち込んだ本を読むことにしました。スマホで動画見たりもしたんですが、パケ死しそうだったので、そういうの楽しみたい方はモバイルルーターをレンタルするといいかもです。

余談になりますが、退院して気づいたのですが、腸よ鼻よという漫画の3巻に入院アドバイス的なことが書いてあったのを思い出しました。退院して気づいたので、元の木阿弥です。

ちなみにこの「腸よ鼻よ」は闘病ギャグエッセイでとてもおもしろいのでおすすめです。
私も消化器系の疾患を持っているので、Twitterで医療事務やってる友達におすすめされました。

相部屋というのは色々苦労もあって、環境が変わっているというのもありますが、他の患者さんのいびきとかで眠れないことが多いです。
特に自分は、午前2時に寝て午前9時に起きて会社に行くという生活パターンだったので、これを無理やり午後10時に寝て、午前6時におきるというパターンに合わせる必要がありました。
同部屋の患者さんは日に日に退院していって、手術前日には病棟の3割の病床は開いていたと思います。

手術前日

絶食や準備は始まるのですが、私の場合、手術が終わったら病棟が変わっているので、スタッフの人が移動させやすいように、荷物をまとめるとかをしていました。手術に対しては、驚くほど不安がありませんでした。
なんでか、どうなってもいいやという考えがあったのだと思います。これは手術直前でも同じでした。

手術当日、手術前

父と母が付き添いに来てくれました。
少し話したあと、看護師と担当医の先生が来て、では行きましょうかということで、専用エレベータで手術部まで向かいます。歩いて。

私は午前9時頃の手術だったので、いろんな病棟から患者さんが次々にやってきます。
手術部や手術室はかなり寒いです。これもテレビで見たことがありました。調べてみると、患者や手術スタッフが汗をかかないようにするのと細菌繁殖を抑えるためだそうです。
なので待っている間、温かいブランケットを貸してくれました。

担当医とは一旦別れます。
オペスタッフが、名前とどこの手術をするのか、手術する側の腕につけたマークを確認し、一緒に手術室へ歩いていきます。

なんというかすごかったです。
手術部というところが、御殿のような大きなところで、手術室へ向かう廊下は一直線で一定間隔で手洗い場と手術室があり、どこまで続いているの?って感じ。
運ばれることなく、手術台まで自分で入りました。普通の運動靴で来ているのに。
体にやたら色々つけられます。口には酸素マスク、胸には心電図、指には、酸素濃度測定器、手の甲には点滴。
で、「麻酔入ります」というと、「これは漫画医龍の荒瀬門次の7つ(にゃにゃ~つ)ってやつやな」と思い、心の中で数えてました。8ぐらいまで数えていて、その後の記憶がありません。手術だというのに別のことで興奮してますね。
まあ全身麻酔なので、目覚めたときにはすべて終わっているだろうと思っていたし、目覚めなくても苦しくないしいいかとか思っていたので、なんというか不安はあまりなかったです。

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