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超一流写真家の無料トークショーにご招待@軽井沢フォトフェスト開幕

軽井沢フォトフェストがいよいよ開幕

以前よりご紹介していた軽井沢フォトフェストがいよいよ開幕します(2023年4月1日から5月 14日まで)。Karuizawa Foto Fest (KFF)は、2022年1月1日~2023年2月7日の間に軽井沢で撮影された応募写真の中から選ばれた写真を野外展示するものです。総監督は軽井沢在住の国際的写真家の野辺地ジョージ氏です。展示場所は、矢ヶ崎公園、湯川ふるさと公園上流部(町役場前)、追分公園、諏訪ノ森公園の4箇所です。野辺地氏が写真家になったきっかけの一つが欧米の野外展示写真祭に感銘したことが、KFFの開催動機ともなっています。

KFF会場案内Map

世界的に活躍する超一流写真家が来る

KFFでは、会期中に素敵なイベントを用意しています。

4月12日、13日、14日には、世界で活躍する超一流の写真家たちによるトークショーをいずれも午後7:00より、ユニオンチャーチにて、無料で開催いたします。
4月12日:ジェーン エヴリン アトウッド KFF GUEST SPEAKER SERIES: JANE EVELYN ATWOOD
4月13日:井津由美子・井津建郎ご夫妻:KFF GUEST SPEAKER: YUMIKO IZU & KENRO IZU
4月14日:サム・エイベル KFF GUEST SPEAKER SAM ABELL
いずれの方も超一流の写真家です。このKFFのために軽井沢に来ていただきます。
また、有料となりますが、彼らによるワークショップを格安でお受けできます。

どんなにすごい方達なのか、野辺地ジョージ(総監督)氏に語ってもらいました。

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KFFゲストスピーカーの紹介 by 野辺地ジョージ(総監督)


あなたは、今「写真」と、どう向き合っていますか?
趣味で撮影されている方も多いと思いますが、毎週撮影しているのに、同じ様な写真しか撮っていませんか?
今回のKF Fはそれを変える、写真の腕を大きく磨く今までに、そしてこれからもないかもしれない機会です。
来年のKF F公募は間違いなく、今年より一段とレベルが高くなります。入選を目指すには、腕を磨く必要があります。でも、それ以上に、今撮影されている写真は何を語りたいのか?今回は撮影する理由そのものを発見するチャンスです。
 
そして4名の、世界最高レベルへ到達した、写真家からそれを学ぶチャンスでもあります。
 

1)ストーリー性をもつ写真の素晴らしさ ジェーン・エヴリン・アトウッド


Jane Evelyn Atwood ジェーン・エヴリン・アトウッドは、ドキュメンタリー分野で数々のメジャーな賞を受賞してきました。日本でも「水俣」の件で大きく取り上げられたユージン・スミスの名を継ぐユージン・スミス賞の初代受賞者であり、アメリカアート界のトップレベルの名誉賞、グッゲンハイム賞を受賞。そかにもハッセルブラッド賞、ライカ賞などを積み上げてきた巨匠です。そして、彼女は、小さな身体と大きな心の持ち主です。
 
4月12日の夜、彼女のトークでは、「声無き人々」の世界へと誘導されます。感動する夜を見逃さずに。そして、4月13日のストーリー作りのワークショップですが、少人数の、国内外のフォトグラファーと共に、どうやって写真でストーリーを語るかを勉強します。来年のKF F公募では、ストーリーテリング部門も新しく設立されます。(つまりおよそ10枚の写真でストーリーを語る)そのストーリーの被写体は、なんでもいいんです。ペットのストーリー、家族のストーリー、農家のストーリー、自然のストーリーなど。この機会にジェーンからその手法を習いませんか?
 
トーク:

 
ワークショップ:

 
ジェーンの飛行機代、宿泊代、講師料などは全てNobechi Creative が負担しています。ジェーンの通常の1日のレッスン料は、円に替えると、22万円もします。それを、3万円で受けられるのですから、他にはないチャンスです。そしてNobechi Creativeの代表、kffの総監督野辺地ジョージが多くの候補の中から自ら一回目の開催のために招待した作家でもあります。

2)二人のマスターから同時にトークとレッスンを受けられる贅沢な時間:井津鍵郎・由美子


井津鍵郎は、野辺地ジョージの個人的な意見では、世界一のプラチナ・パラディウム・プリントを作っています。もちろん、井津氏が被写体として選ぶ静寂な、そして神秘的な世界には潜在的な美しさもあります。でも、井津氏のそこの切り撮り方、そしてプリントまでの完成度には、皆様も感銘を受けることでしょう。そして、彼もグッゲンハイム賞の受賞者であり、ニューヨークで、いや世界で最もリスペクトされている写真ギャラリー、ハワード・グリーンバーグ・ギャラリーにも所属しております。
 
4月13日のトークでは彼が、その素晴らしい作品作りの世界について語ってくれます。そして4月14日のワークショップでは、彼の指導により、作品作りのフィロソフィーについて語ってくれます:どうやってプロジェクトを作るか、そしてどうやってそれを持って写真集を作ったり、ギャラリーにアプローチしたりするべきか。しかも、とてもラッキーなことに、ボーナスとして、彼が愛用する大判フィルムカメラ、8x10の撮影手法も惜しみなく、お昼休みの時に見せていただけます。そして、さらに幸運なことに、同額の受講料で、またまた輝かしい経歴をお持ちである、井津由美子さんからもレッスンを受けられます!実にKF Fならではの体験です。
由美子さんもハワード・グリーンバーグ・ギャラリーに所属、そして自分の美しいアートシリーズ(「イカルス」他)に加えて、4月13日のトークでは、数年前の渋谷の文化村での展示で一大有名になった写真家ソール・ライターに関するプロジェクトについても語ってくれます。
 
トーク:

ワークショップ:

 

3)日常写真の最高峰・「構図の神様」、サム・エイベル


もしかしたら、あなたは、構図のことについて少し勘違いしている部分はありませんか?今やデジタル写真の世界ではトリミング、露光の調整、そして色なども自由に、そしてフィルム時代よりも簡単に変えられます。そういう世界で、あえてトリミングなどを加えない写真家は、「古い考え方」のままだからと思いがちではありませんか?
実は違うんです。構図を本当に意識している写真家は、後から補正、トリミングなどをすることは一切考えていません。つまり構図の職人であり、こだわりを持って、自分でしか納得できない、より完璧な写真を目指しているのです。
その「構図徹底派」の代名詞でもある写真家、サム・エイベルが、軽井沢フォトフェストに来るんです。8年前の春、野辺地ジョージはサムとアメリカのサンタフェ市でのワークショップで出会い、野辺地の人生はその出会いをきっかけに変わりました。金融の前職を辞め、写真の世界に没頭したのも、サムとの出会いが大きな足掛かりとなりました。
33年間ナショナルジオグラフィックで撮影していたサムは、今でも周囲からは当雑誌史上最高フォトグラファーとして絶賛されています。そして、彼の「コンポーズ&ウェイト」(構図を決めて、待つ)というごくシンプルなコンセプトは、極めるための長年に渡る繰り返しの結果、一つの偉大なキャリアとなっているのです。つまり、サムの写真は、ありのままの、日常の世界の写真をものの見事に写しているのです。
そして、彼のトークはアメリカのマサチューセッツ工科大学などでも超満員となるほど、感動と感銘を受けるトークなのです。
4月14日、アンカーを務めるサムのトークは必見です。そして、4月15日、サムとしなの鉄道を旅して撮影するワークショップは、残すところ数枠のみです。ご参加されたい方はお早めに!
 
トーク:

しなの鉄道撮影旅行:


KFF VIP DINNER: JANE ATWOOD, YUMIKO IZU, KENRO IZU, SAM ABELL


最後の極付きイベントは、写真界の巨匠、ジェーン・エヴリン・アトウッド、井津由美子、井津建郎、サム・エイベルと特別な時間を共有するVIPディナーへのご招待です。こんな機会はあり得ません。


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