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1 ココシャネル先輩から学ぶ

私は、ひとつ固く決めていることがある。

それは、50歳を自分の人生史上最も美しくいるということ。

これは、40歳の時に決めていた。

なぜなら、尊敬するココ・シャネル先輩がそうだったから。

ココ・シャネル。あの「シャネル」を立ち上げた女性。
2021年には売上2兆に迫る勢いだったらしい。とんでもない起業家で、デザイナーで、女性をコルセットから解放した革命家。

ココ・シャネルは、孤児院で育ち、お針子からキャバレーの道に進み、貴族の愛人スポンサーの資金援助を得て、ラグジュアリーブランドシャネルを立ち上げた、ごりごりのたたき上げ人生を送った女性だ。

私は、シャネルは買ったことがない(いや、買えない)。あの有名なチェーンバッグは、今や150万円するらしい。ヒエー。150万って。

残念ながら、ブランドには縁がない私。でも、ココ・シャネルという人物は憧れの存在だった。たたき上げ人生にしびれた。野心バリバリで、駆け上がっていった一人の女性。かっこいい。

ココ・シャネルの本は沢山出ている。その中でも私が好きなのは本人の写真がたくさん掲載されているものだった。

私はパラパラと本をめくりながら、ある写真を見て、手をとめた。

有名なこの写真。この本には写真の年代が書いてあった。1935年。

「もっと知りたい シャネルと20世紀モード」(東京美術)より

あれ、何歳だろう?
急いで、誕生年を調べてみた。1883年だった。

1935年-1883年=52歳

なんと、この写真は52歳だった。

他の写真も見てみた。1937年。てことは、54歳?

「もっと知りたい シャネルと20世紀モード」(東京美術)より

さっきより年とってるのに、ますます輝いている…。

え?ちょっと待って!
慌てて、40代の写真を探した。

これ、45歳。

「もっと知りたい シャネルと20世紀モード」(東京美術)より

なにこれ、40代より、50代の方がきれいじゃん…!!

ココ・シャネルは、私調べによると50代が最も美しかった。

驚愕だった。そして、私の胸は希望にあふれてきた。

50代って、こんなに綺麗になれるの!?40代より綺麗になれるの!?

そして、私は心に固く誓った。

私も50代を、人生で最高の期間にしよう。

外見だけの話ではない。
50代で美しい外見を保つためには、健康じゃなければいけない。

健康を保って、さらに美容まで手を出さないといけない。

そして、経済的にも精神的にも自立していることが、内面から湧き出てくるだろう。

充実した日々を過ごしてないとでない表情もあるだろう。シャネルの表情は自信にあふれている。外見と内面のバランスが良い塩梅なのも大事なのかも。その歳の自分に似合うものもわかっていないといけない。

あぁ、やることいっぱい。

当時40歳だった私はこんなことを考えていた。

そして、時はマッハのスピードで過ぎて、いま46歳。

ま、ま、まずい。50代が近くに見えてきたけれど、体重は毎年更新。

最近老眼で目も見えなくなってきた。糖尿病かな?大丈夫かな?

毎年2月は胃腸炎かぎっくり腰になっている。「あぁ、今年もこの時期がきたな」って感じで、もはや風物詩になってしまった。

服は、40歳を過ぎたころから、なにを着ていいか分からなくなってしまった。完全にファッション迷子。

服だけじゃない。ナチュラルメイクだと、顔が決まらなくなってきた。20代からずっと同じ髪型も、そもそも飽きてきた。

ひえー、人生で一番美しくなるどころか、むしろヤバくなってる・・!劣化じゃん。

そうだよね。年取るって、普通そうだよね。私は普通。

でも、ここらへんで早くスタートしないと、私の最高の50代に間に合わない。そろそろ動こう。

ここ数年、100日後に死んだワニとか、100日後にお洒落な部屋になるとか、100日後シリーズがやたら流行ってて楽しそう。私も、100日シリーズでやってみようかな。

いや、100日じゃ到底間に合わない。きっと、人生史上美しい50代になるには、100個くらいやらないといけないことがあるだろう。

よし、決めた。

最高の50歳になるためにしたい100のこと!をやってみよう。

まずはリスト作りだ。



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