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16 仕事で生き残る|時代に逆らわない

46歳・女性・おひとりさまが、最高の50歳になるためにしたい100のことをやっていく体験レポートを書いています。

今回は16個目「仕事で生き残る」


私は、ずっと働いていたい。

好きなことであれば、私は働くのはめちゃめちゃ楽しい。

めんどくさいこともあるけど。

でも、仕事って、世の中になにかを仕掛けていく、とか、自分を試してみる、みたいな感覚があって、単純にワクワクする。

ただ、この時代の流れの早さの中で、どうやって生き残るのか。

これはけっこう大変だと思ってて。
淡々と狙い続けないと、難しいと思っている。

Googleだって、アップルだって、何度もレイオフしているし、どんなにイケイケな企業だって、生き残りをかけながらやっている。

私なんぞ、めちゃめちゃ考えないと生きていけないだろう。

いま46歳だから、75歳まで働くとすると、あと30年ある。

ここからの30年で、信じられないような変化があるだろう。

私が大学を卒業した約20年前は、インターネットが普及し始めたばかりで、スマホやSNSで世界が変わるなんてことは、全く想像できていなかった。

当時は、リーマンショックも、震災も、コロナも、一ミリも想像していなかったし、仮想通貨の爆上げも、SNSインフルエンサーたちがタレントを超える影響力を持つことも、全く見えていなかった。

ということは、30年後も、全く想像もしていないことがたくさん起きているはず。

分からないことは、考えても分からない。

わからない中で、どう生きるのか。

自分の仕事のあり方を整理してみようと思った。

3つ大きな方向性として考えている。

▶︎時代に逆らわない

ちょうど10年前の2014年にバズっていたこの記事に、私も衝撃を受けた。

「オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」」

(当時の)今ある職業の半分が10年以内になくなる、という記事だった。

デジタル化、AI化が進んで、これまで人間がやっていたことが不要になるっていう話。

これを読んだ時、そりゃそうだなって、スッと腑に落ちた。

ルールが決まっている仕事はデジタル化できちゃうし、正確性が求められる仕事も人間よりAIの方が得意だろう、データが蓄積されている方が勝つ仕事もそう。

どんどん、人間がやらなくていい仕事が増えて、半分くらい職業が無くなってもおかしくない。

そもそも、江戸時代はほとんどが農民だったし、武士がいる、なんていう時代もあったんだから、これからも、職業はどんどん変わるはず。そのタイミングが来たっていうだけ。

当時、私はマーケティングの仕事をしていたけれど、天才マーケターじゃない限り、AIに負けるだろうなって思った。

マーケの仕事はやめて、何か別のものを探そうと決めた。

その2年後に、本当に会社を退職して、全く新しい仕事を始めることにした。

でも、私がいまやっている仕事もどうなるか分からない。

その時に、手放して、また新しいことをはじめられるか?

昔読んだ本で、印象的なシーンを思い出す。

日本に鉄道が導入された当時、鉄道を敷くことに反対をしていた人たちがいたのだそう。

それは、籠屋たち。

籠を担いで、人や荷物の移動を助けていたサービスをしていた人たちだ。

鉄道を引かれてしまうと、その人たちの仕事がなくなってしまう。

だから、籠屋たちは鉄道に反対したのだそう。

でも、その後、鉄道はどんどん整備されて、籠屋の職業は無くなってしまった。しかたないよね。時代の流れだよね。

もうひとつ、映画「フラガール」でも似たようなシーンがあった。


昔、日本には炭鉱がたくさんあった。
炭鉱は、1000箇所以上あり、45万人もの人が働いていたそうだ。

炭鉱では、労働者たちが真っ黒になりながら、鉱物を掘り出し、運んでいた。

ところが、70年代には海外からの輸入炭と、国内炭の割合が逆転し、国内の炭鉱の閉山が相次いだ。映画フラガールでは、その時期に生きる人たちの生き様を描いていた。

炭鉱で働く父の仕事がなくなり、人前でフラダンスを踊るという新しい職業に進む女の子たち。炭鉱が閉山となることに絶望し、怒る労働者たち。

フラダンスを練習をする女の子たちは理解されず、罵倒され、暴力を振るわれることもあった。

でも、やっぱり時代は変わって、炭鉱は閉山され、新しくハワイセンターができる。

多くの人で賑わうハワイアンセンターで、フラガールたちは満面の笑顔で、涙を流しながら踊る。

こんなシーンで映画は締めくくられていた。

もうさ、泣いちゃうよね、こんなの。
名作。

鉄道の話も、フラガールの話も同じで、時代の変化を怒っても仕方ないんだなって思った。

どんなに泣き叫んでも、しがみつこうとしても、なくなるものはなくなる。

時代によって、籠屋だったり、炭鉱だったり、なくなる仕事の内容が違うだけで、どの時代もこういうことが起きるのは同じ。

その時、フラガールのような新しい仕事は、いい仕事なのか判断ができないかもしれない。

でも、そうだとしても、少なくとも新しい方向に舵を切らないといけないと思った。

だから、私は、AIに怒らず、絶望せず、AIの方が得意なものは早めにスッと手放して、新しい道を探さないといけないって思ってる。

心に関わる仕事、感性を活かせる仕事、今のところ、私はこっちに進んでいる。

でも、それも必要とされなくなるかもしれない。

その時は、スッと変わろう。

悲しいし、怖いけど。

▶︎労働の投資になる仕事をする

1個前の話と矛盾するようだけど、そうはいっても、なるべく蓄積が価値を生むことをしていきたい。笑

下心があるよねー。
人間だよねー。

これまた10年前の本だけど、この本がすごくよかった。

「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」小暮太一

10年前の私は、このタイトルを見て、ぴたっと止まった。

とんでも無く共感した。

私は毎日会社に行って疲れて、ご飯も適当に済ませて、部屋は散らかり、土日も疲れてダラダラと寝て過ごす毎日だった。

そうだ、そうだ!いつまでこんな働き方をするんだ!耐えられない!

心底共感した。

この本が教えてくれるのは、「ラットレースから抜け出す方法」

つまり、永遠に、同じ労力(もしくはそれ以上の労力)で走り続ける人生がラットレース。

言葉がね、すごいよね。グサッとくる。

このラットレースから抜け出す働き方を提案してくれる内容でした。
引用しながら、要約すると、こんな話。

もし2倍働いて2倍の給料を稼ぐことができたとしても、その次の年も同じだけ労力を費やさなければ給料は維持できません。

これはいつもゼロから頑張って稼ぐ働き方です。

ゼロから頑張って稼ぐのではなく、「労働力の価値を使って稼ぐこと」を意識すると労力を変えずに年収を上げることができます。

自分の労働力を「消費」するのではなく、「投資」しましょう。
目先のキャッシュが高くても、労働力を消費していては、一生ラットレースから抜け出せません。長期的な資産を作る労働をしていきましょう。

労働力を投資する仕事とは、その経験が「将来の土台を作る仕事」です。

労働の消費っていう言葉が、すごく衝撃で、自分にも思い当たる節があった。すりきれていく感というか、なにも残らない感があった。

目が覚めた感じがしたよね。

いま、自分がやっている労働が、資産になるような価値があるのか。

これを自分でちゃんと考えてやっていかないと、ずっとラットレースのままだなって思った。

10年前に読んだ本だけど、今も、ストックされる価値のある経験なのかどうかは、気にしている。年齢が高くなればなるほど、ストックの多さが試されてしまうから。

ひょー、怖いよね。

完璧からは程遠いけれど、少なくとも意識しているのと、していないのとでは全然違うと思うから、気にし続けようと思ってる。

なんだか、長くなってしまったので、残りは別記事で書きます!


読んでくださり、ありがとうございます(^^)/
自己紹介&サイトマップもあるので良かったら読んでください!


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