一年間、保護者の相談に本気で向き合っていたら自分が支えられていた
障害を持って生まれた子どもの母親は、障害の受容にとても時間がかかる
その受容については、以前書かせ頂いたので、よかったら見てほしい
そんな保護者と向かい合うのが、私の仕事の大きな一つと言っても過言でないぐらい正面から向かい合っている
先日卒園した保護者もそんな中の一人である
その子どもは、家の中でどこでも排泄をしてしまったり足で壁をけり穴をあけてしまったり毎日がとても大変な生活を送っていました
でもお母さんが覚悟を決めて、一年間はこの子どもと向き合うと決めて自分の環境の整理をされました
しかし、向かいえば向かい合う程上手くいかず、煮詰まってしまい出口の見えないトンネルのような状況
そんな状況の時にお母さんのSOS信号を見つけて、面談がスタートしました
面談の中ではいろいろと詳しくじっくり分析もかねて話をしました
「今のお子さんの状況は・・・」
「この状況を打破するには・・・が必要」
「大丈夫、絶対変わる」
「逆にこの幼児期にこの状態のお子さんと向かい合えることが、大切」など
その子どもの成長の道筋については、間違いなく自信をもって説明をした
が、しかし成長としてこの一年で伸びるかどうかは定かでなかった
でも、ここで曖昧なことは言えないと「大丈夫、絶対変わる」と断言した
私には信頼できる保育士さんがついている
家だけダメならば、園で変化をさせ、家にフィードバックさせるつもりでやれると
お母さんの努力と保育士さんの熱意に連動するかのように、子どもの変化が半年後確実な姿として表れてきた
月一とはいかないが、時間をたっぷりとって話をしやすいようにお茶を用意して、腰を据えてなんでも受け止めるし、なんでも答える面談を繰り返してきた
子どもが変わると、お母さんの表情も変わるんです
そして、話してくれました
「うちの子かわいい」って
私の役割としては、一つやり遂げ我がことのようにうれしい、そしてその子どもが本当に愛らしくなり、みんなから愛されるような子どもになったのです
私的には、自分の役割として自分ができることをと思い、保護者サポートをしていますが、結局求められたり、お礼を言われたり、愚痴を言いつつ表情が変わる保護者の対応をしていると、自分自身の充実感と手応えを感じます
私が生かされていると実感します
本当に・・・
私の話を聞いてくれてありがとう、そして「うちの子かわいい」なんて、超ハッピーな言葉を聞かせてくれてありがとう
明日も頑張るぞってなるよるよね
こんなこと言われたら
勿論、これは信頼できる保育士さんが居てくれたおかげです
やっぱり保育士さんはすごいです
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