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落葉よ 落葉 踏まれて つぶれて 土のよう 誰が踏んだ みんなが踏んだ…
皆は僕に喪服を着せた。 そのまま僕は家を出た。 僕は外で待っていた。 日が暮れても待ってい…
あさ ケーキをたべた なまクリームのうえにひとつ やわらかそうなかのじょのみみ…
ここは呪われた古城。 忌まわしき運命の吹きだまり。 床も壁も天井も すべて血塗られている。…
千匹の虫が這う 僕のカラダ ケムシ ウジムシ ダンゴムシ ムカデ ゲジゲジ ゴ…
うたかたの 淡き恋なら 言の葉の 針でつついて 割れてしまえと Like a Foam If it is a…
ホント どこへも行くところがない。 森はとんでもないところだし かと言って、池や沼では いくらなんでもあんまりだ。 海にも山にも飽き飽きで バスも電車も乗る気になれない。 砂漠やジャングル、こりごりで 隣町さえ蜃気楼。 よその星は遠くて億劫。 せいぜい近所の公園でも 散歩するだけ。 恋人いないし 友だちは仕事と家庭で忙しい。 遊べない友だちなんか もう友だちじゃない。 退屈のあまり、居眠りすれば 暗い顔の少年、放火する。 メラメラ メラメラ 炎に囲ま
君たちはだまされている。 こう言われて君は、そうだろうか と思ったのではないかな。 ある…
少し 少し ほんの少し 少しずつ 少しずつ ほんの少しずつ ほんの少しで…
赤いちょうちん 紺のれん いらしゃいの声聞けば ここは地鶏屋 信玄よ 焼き鳥 つくね…
眠れない夜 ポタポタポタと しずくが落ちる。 ふと大切なこと 思い出せそうな気がして 言葉…
てるてる坊主 晴れ祈願として 軒先に下げる、あれ。 首吊りにしか見えないんですけど。 …
僕は そっちへなんか 行きたく ないんだけど 風小僧が手招きしたり 風娘が背中を押したり …
黒煙をモクモクと吐きながら 真っ黒な機関車が迫りくる。 線路はまっすぐ 私の胸へと続いている。 そうなのだ。 私の胸には大きな穴があいている。 大きくて暗くて深くて どうしようもない。 ああ、本当にもう どうしようもない。 列車の振動で頭が痛い。 線路の枕木では眠れそうにない。 鋭い警笛が鳴る。 見上げれば青い空。 今、黒い機関車が トンネルの穴に突き刺さる。 深くて暗い穴の奥に 列車は飲み込まれてしまう。 その後の黒い機関車の行方を 私は知らない。 トン