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箱夢の詩集 第四集

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詩のようなもの
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#声劇

【詩】乙女の落ちる

落葉よ 落葉   踏まれて つぶれて    土のよう   誰が踏んだ    みんなが踏んだ…

Tome館長
1日前
9

【詩】喪服

皆は僕に喪服を着せた。 そのまま僕は家を出た。 僕は外で待っていた。 日が暮れても待ってい…

Tome館長
5日前
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【詩】ケーキ

あさ ケーキをたべた   なまクリームのうえにひとつ    やわらかそうなかのじょのみみ…

Tome館長
11日前
9

【怪談】呪われた古城

ここは呪われた古城。 忌まわしき運命の吹きだまり。 床も壁も天井も すべて血塗られている。…

Tome館長
13日前
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【詩】千匹の虫

千匹の虫が這う 僕のカラダ   ケムシ ウジムシ ダンゴムシ    ムカデ ゲジゲジ ゴ…

Tome館長
2週間前
14

【短歌】うたかた

うたかたの 淡き恋なら 言の葉の 針でつついて 割れてしまえと   Like a Foam If it is a…

Tome館長
3週間前
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【独白】行くところがない

ホント どこへも行くところがない。 森はとんでもないところだし  かと言って、池や沼では いくらなんでもあんまりだ。 海にも山にも飽き飽きで バスも電車も乗る気になれない。 砂漠やジャングル、こりごりで 隣町さえ蜃気楼。 よその星は遠くて億劫。 せいぜい近所の公園でも 散歩するだけ。 恋人いないし  友だちは仕事と家庭で忙しい。 遊べない友だちなんか もう友だちじゃない。 退屈のあまり、居眠りすれば 暗い顔の少年、放火する。 メラメラ メラメラ 炎に囲ま

【語り】だまされている

君たちはだまされている。 こう言われて君は、そうだろうか と思ったのではないかな。 ある…

Tome館長
2か月前
11

【詩】ほんの少し前へ

少し 少し   ほんの少し    少しずつ 少しずつ   ほんの少しずつ    ほんの少しで…

Tome館長
2か月前
14

【詩】しずくの音

眠れない夜 ポタポタポタと しずくが落ちる。 ふと大切なこと 思い出せそうな気がして 言葉…

Tome館長
3か月前
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【独白】明日は晴れる

  てるてる坊主 晴れ祈願として 軒先に下げる、あれ。 首吊りにしか見えないんですけど。 …

Tome館長
3か月前
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【独白】ポリ袋

僕は そっちへなんか 行きたく ないんだけど 風小僧が手招きしたり 風娘が背中を押したり …

Tome館長
4か月前
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【詩】黒い機関車

黒煙をモクモクと吐きながら 真っ黒な機関車が迫りくる。 線路はまっすぐ 私の胸へと続いてい…

Tome館長
4か月前
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【詩】君に夢中

君は、人間じゃない。 だから女でもない。 ただし、化けることはできる。 近所のお姉ちゃんにも 世界的なJazzシンガーにも。  いつもは角砂糖。  たまに抱き枕。  気が向くと  駅前交差点で  ティッシュを配ってる。  他人のフリするのが得意。  泣くのが不得意。 そう言えば、 ストリート・ミュージシャンとか 目指していたんだっけ? それとも声優?  なんにせよ、  君は反面三角で  僕は倒立円錐さ。 たまには一緒にメシ喰おう。   Crazy f