見出し画像

【忍耐】アウェー過ぎる環境で契約するまでの道のり🇱🇧🤝⚽️

今回は「異国の地/レバノン/ベイルート」に、到着してから契約までに至るまでを、話そうと思います。

まず、レバノンに到着して感じたのは、「意味不明なアラビア語」と「中東地域特有の蒸し暑さ」でした。

ベイルート空港に到着して、荷物を手に取って、外に出ると、タクシーの客寄せの圧。

女性1人だったら、連れて行かれそうな強引さがあり、ビックリしました。

私は、練習参加するチームスタッフと事前にWhatappで、コンタクトを取っていたので、その方の車に乗って、予約しているホテルへ向かいました。

空港に到着後、行き先を事前に調べておかないと、トラブルの原因に繋がるのでご注意を。

(レバノンの首都 : ベイルート)

「日本とは異なる世界観」

私は、何か異様な雰囲気に包まれるレバノンに、少しだけ魅力を感じていました。

ホテルに到着して、長い移動も無事に終了。その日と翌日は、休息日となりました。

そして、休息日が明けて、練習参加。

と、思っていたら、まさかのトラブル発生。

チームから、2日置きに練習参加を引き延ばしにされて、気づいたら1週間が経過。

「扱いが、雑すぎる」

チームと代理人のコンタクトの悪さが問題で、私は、たくさんのストレスを溜めていました。

トライアル生が雑に扱われることは、「海外挑戦あるある」なので、忍耐強く準備する必要があります。

私は、練習参加した時に、100%の実力が発揮できるように、筋トレ・体幹・ジョギングを、毎日やっていました。

(トライアウト中は、最低限で食い繋ぐ)

そして、レバノンに到着してから、1週間後。

ようやく、練習参加。

練習参加するクラブは、レバノン1部リーグで、毎年優勝争いするビッククラブ。

監督はポルトガル人なので、コミュニケーション問題はなく、自分に適していました。

しかし、この日は不運にも、チームがカップ戦準決勝を控えており、調整日らしく、アピールが出来ずに終わってしまいました。

そして、次の日から練習に呼ばれずに終了。

「理不尽な練習参加だった」

と、思いましたが、気持ちを切り替えて、翌日に2チーム目の練習参加。

2チーム目は、去年2部リーグで優勝して、1部昇格を達成したチームでした。

1チーム目に比べると、少しレベルが落ちますが、同じ土俵(レバノン1部)であるから、気にしませんでした。

まずは、契約しないと始まらないので、とにかく100%でアピールしました。

しかし、日本から来た余所者は、1日や2日では、相手にされず...

英語が通じる選手も少なく、コミュニケーションに戸惑いました。

※レバノンは、第1言語がアラビア語、第2言語がフランス語、第3言語が英語でした。

コミュニケーションが取れないので、当然パスは回ってこず。チームの輪から外れつつありました。

苦しかったけど、これは練習生の宿命。

私は、自分でボールを奪い取り、必死にアピールしました。

(ボールをがむしゃらに追いかける)

そして練習5日目、私は、運良くプレーシーズンマッチに参加させて貰えることになりました。

代理人からは「この試合で全てが決まる」と、程よいプレッシャーをかけられました。

この試合は、今までの人生で1番緊張しましたし、味わったことのない高揚感がありました。

試合結果は、2対0で勝利。

私は、スタメンフル出場で1得点。

試合終了後、オーナーと監督から「契約書類を整えるから、数日待っていて」と、プレーを評価して頂きました。

その5日後、私は正式に「Racing Club Beirut」と、契約することに成功しました。

(契約書類にサインする✍️)

正直、レバノンに到着してからは、上手くいかないことだらけで、多くのストレスを溜め込んでいましたが、

それでも、「自分を信じて行動して良かった」と、心の底から思いました。

この先は、監督・コーチ・選手たちとのコミュニケーションやレバノンサッカーへの順応、レバノン生活への順応など、やる事がいっぱいです。

だけど、それすらも楽しんでやれるメンタリティを作っていきたい。

この経験が、これからどのように生かされるかは分からない。だけど、今を全力でやりきりたい。

今しかできない「この挑戦」を、最高に楽しんで、自分らしく進んでいこうと思う。

読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?