【悪夢】PK失敗から学ぶ人生の捉え方について⚽️🇵🇹
自分の心に留めた方が良いかもしれないと思いましたが、私は日々の生活で、数ヶ月に一度、ダラけてしまう時があります。だから、このnoteを見返して、また頑張るキッカケを作れるように綴ります。
ポルトガルリーグ最終節での出来事について、
私は、最終節の1週間前から、身体の節々に怠さを感じていました。
疲労から発生する怠さ、頭痛、喉にも違和感がありました。
試合前日、私は、毎日続けている自主トレを2時間行い、いつものようにシャワーを浴びました。
その後、お昼を食べようとしたら、
「食欲が、湧かない」
流石に、大きな違和感を感じ始めて焦りました。
「もしかしたら、熱かもしれない」
その数時間後、不安要素が見事に的中して、私は今までの比にならないくらいの高熱で、ベットに寝込む形になりました。
私は、滅多に体調を崩すことがないので、よっぽど疲れていたんだと思います。
咳と鼻水の症状は、一切ありませんでしたが、怠さ・喉の痛み・頭痛・発熱が、酷かったです。多分、コロナでした。
39〜40度は、あったんじゃないかな?
食欲がないのに、吐き気が襲ってきます。寝ている間も、寒気と呼吸困難で地獄でした。
去年の8月に渡航してから、一度も体調を崩してこなかったので、安心していたのかと。
身体は寒かったですが、心が温まる出来事が。
それは、私の異変を察知してくれたチームメイトたちが、温かいお茶を淹れてくれたり、身体に優しいご飯を作ってくれたり、フルーツを買ってきてくれました。
同じ人間として、私は心が温まりました。
試合前日の夜、日本から持ってきたバファリンを飲んで、なんとか就寝。
そして、試合当日。
昨日よりは楽になりましたが、変わらずの症状。
私は、チームメイトや監督に、体調が悪いことを伝えて、試合に出ないつもりでいました。
しかし、チームの戦力的に絶対に出ざる負えない状況だったので、まさかの強行出場。
バスで片道1時間のアウェー戦の為、移動の時も頭痛でクラクラ状態。
ウォーミングアップ時は、リアルにぶっ倒れるかと思いました。
最悪のコンディションで、前半がキックオフ。
前半は、頭痛で試合に集中することが出来ず、身体だけがしんどくなる一方でした。
少し動いただけでも、爆速に息が上がる。
前半は、0対0で、何とか終了...
ハーフタイム時は、自分たちの修正点を話し合いますが、私の頭には入ってこず、後半戦へ。
そして、後半がキックオフ。
後半の初めは、頭痛で集中出来なかったが、後半の途中からは、アドレナリンが出始めてガンガンにプレーしました。
そして、0対0で迎えた後半残り10分。
私は、相手を2人交わして、味方にスルーパス。
味方は、相手の裏に抜け出して、ペナルティエリア内で相手に倒されて、PKを獲得。
「これまでにない、スーパーチャンス到来」
アマチュアレベルの海外サッカーは、PKの場面で蹴りたい選手たちで、一悶着する傾向があります。
しかし、0対0で残り10分の大事な場面、誰も蹴りたい素ぶりを見せる選手はいませんでした。
私は、PK獲得した瞬間に「蹴りたい」と、監督に主張して、真っ先にボールを握っていました。
「俺がゴールを決めて、チームを勝たせる」
強い想いをグラウンドで表現した私が、PKを蹴ることになりました。
ボールをセットして、周りの状況を確認すると、
ゴール裏には、相手サポーターからの野次。
190cmのキーパーの威圧感。
PKマークだけ、ボコボコな芝。
この時、私は18年間サッカーをプレーしてきて、味わったことがない緊張感を体感していました。
「自分のPKで、全てが決まる状況」
「全身が、最高に痺れまくった」
確実に決めたいPKだったので、私のボール軌道で、真ん中に決めようと思っていました。
「ピーッ!」(ホイッスル音)
深呼吸をして、長い助走から放たれたボールは、チップ気味のボール軌道で真ん中に。
しかし、思ったよりもボールが若干低い位置に。
相手ゴールキーパーは、左に思いっきり飛んだが、片足を真ん中に残しており、ボールが若干低かったため、左足に当たってしまいPK失敗...
終わった...
私は、熱狂的な会場に飲み込まれていました。
残り数分、私はPKのミスを取り戻そうと、がむしゃらにプレーしました。
しかし、最後まで得点を奪うことができず、0対0で試合終了。
こうして、私の2シーズン目のポルトガルサッカー挑戦が終わりました。
私は、このチームをエースとして引っ張ってきましたが、最後の最後で仕事することができず、申し訳ない気持ちで、顔が上がりませんでした。
試合終了後、毎回チームミーティングがあるのですが、そこで、私のPKに関して責める人間は、誰1人いませんでした。
そして、ビックリしたことに、「PK失敗のことより、これまでの得点やアシストでチームを支えてきてくれたトメに感謝しないといけない」と、言われました。
私は、その言葉に救われました。
シーズン通して、ほぼスタメンフル出場でこなしてきた事実。
私は、チームメイトから大きな信頼を得ていたことを認識した日になりました。
「2022〜2023/30試合/6得点6アシスト」
得点だけに焦点を当てると、去年はハーフシーズンで3得点。今年はフルシーズンで6得点。
最終節のPKを決めていれば、去年超えする結果になっていたのに...
悔しいですが、これが今の自分の実力です。
しかし、昨シーズン以上の得点を残せなかったのには、意味があると感じていました。
「現状に満足するな」
「もっと上を目指せ」
「自分自身をもっと磨きない」との、メッセージ性にも受け取ることが出来ます。
「全ての物事には、意味がある」
「これからも自分なりに走り続けます」
「未来は、自分の手で掴み取る」
非常に長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
来シーズンのチームは、まだ未定です。少し疲れたので、日本に帰国してゆっくり休みます。
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