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アイドルが撮った「写ルンです」でグッズを作る

自分は京都のアイドル「きのホ。」(読み方:きのポ)の御守ミコちゃんを推している。そのミコちゃんが2023年の全国ツアー中に撮った写ルンですを入手できた。ミコちゃんが撮った世界に一枚だけの写真が27枚も・・・。ヤバすぎる!!!カメラ本体にはお名前まである!お宝すぎる・・・。

この写ルンですを現像して、写っていた写真でグッズを作るまでの流れをまとめる。

現像

フィルムカメラの中の写真を見るには、まずは写真屋さんで「現像」しないといけない。とりあえずカメラのキタムラへ行って「写ルンですの現像をお願いします」と注文すればOK。現像する機材がその店舗にあればカメラを渡して次の日までには現像できている。

カメラ本体の返却をお願いする

写真屋さんに写ルンですの現像をお願いする場合、通常だとカメラ本体も回収される。でもアイドルさんのサインが入っているような場合にはカメラ本体も手元に残しておきたい。
なので注文時に「現像が終わったらカメラ本体の返却もお願いします」と伝えて返してもらう。(お店によっては返却NGのところもあるようだがカメラのキタムラはOKだった。もしかしたらキタムラも店舗によってルールが異なるかも)

パトローネはフィルムが入っている筒。お願いするとそれも返してもらえる。

プリント

現像と同時にプリント(紙への印刷)も注文する。中身が分からないから通常の写真サイズ=Lサイズを1枚でいいと思う。
現像&プリント完了!

インデックス(フィルム内の写真一覧表)を作っておくと、焼き増ししたりする時に番号で伝えられて便利。

データ化

スマホで見て楽しむ程度なら現像時に一括データ化をすると良い。カメラのキタムラなら一括高画質スキャン(1300画素相当)ができる。ただし写真をグッズにするならもっと高画質でスキャンしておきたい。

PROフォトDVDの高精細スキャン

カメラのキタムラではPROフォトDVDというメニューがあり、最高品質(高精細スキャン)だと1枚1000円くらいでデータ化できる。(キタムラはKJイメージングというラボに発注してるっぽい)

拡張子もjpgの他に、現像ソフトLightroomで利用可能なTIFFも選べる。値段は高いけどめっちゃ画像サイズがでかいデータをゲットできる。
(ただし小さいレンズの写ルンですで撮った写真だから、どんなに高精細にスキャンしても解像感は写ルンですレベルだよ)

注文するにはキタムラにネガフィルムを持って行って「PROフォトDVDの高精細スキャンでこの写真をスキャンしてください。拡張子はjpg(またはTIFF)でお願いします。」と伝えればOK。(インデックスがあれば”〇〇番の写真”と伝えられて便利だよ)
たぶんPROフォトDVDの注文自体が殆どないから店員さんが最初は少し慌てるかもしれない。ネガフィルムを渡して1週間くらいでDVDを受け取れる。

そしてスキャンした写真データのサイズがこちら。

どんな大きさよ・・・。
これだけのサイズならかなり大きく印刷しても大丈夫だろう。

デジタル現像

このデータをLightroomに取り込んで現像する。

上が元画像、下が現像済み画像。ホワイトバランスをちょっと変えて、肌の色が綺麗に見えるように調整している。ノイズも目立たないように調整してる。

グッズ作製

ポスター作製

この現像した写真でまずはポスターを作る。pixivfactoryは画像をアップするとすぐにポスターを発注できるからそこで作った。
画像をアップして位置調整をするだけ!

1日で発送されてすぐに届く。実物も良い感じ!(これはA2サイズ)

A1サイズも作ってホ。フェス装飾に使った。


ポストカード作製

ポストカードにするのも良い。手に収まるちょうどいいサイズ感。これもpixivfactoryで画像をアップするだけで作れる。

色々刷った。

額装しても良いよね。

Tシャツ作製

Tシャツもpixivfactoryで作った。Tシャツは色味をかなり大きく偏らせたほうがそれっぽく見える。小清水さんのバッグのオレンジ色とミコちゃんの服の赤色が元から目立っているので、今回は暖色に偏るように現像した。ノイズもあえて目立つ感じにした。

右下のフィルム写真風の日付はイラレでそれっぽく入れた。フォントはDS-Digital。メインの黄色い文字とオレンジのボカシた文字の2つのレイヤーを重ねて作った。
ゾーンBのラスト公演前日のリハ後の写真なので日付は7/16。

あとはpixivfactoryにこの写真データを取り込んで位置を決めるだけ。

プレビューでTシャツにした時の感じを見られる。良い感じ!

届いた!

着た!!

という感じで現像からグッズ作製までの流れはこんな感じ。ポイントはとにかくスキャンにお金をかけて大きい写真データを用意すること。そのデータがあれば何に印刷しても良い感じになる。

写真は印刷するともっと楽しいよ!それでは良きオタクライフを!

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