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【複音ハーモニカ講座】マンドリン奏法(入門編)

今回は、多くの独奏曲で演奏されるマンドリン奏法をご紹介いたします。
ヴァイオリン奏法と同様、その楽器の音を表現している奏法ですが、ただ真似ているだけでなく、曲によって多彩な音色を奏でる事が出来ると思います。
それは雨音だったり、小鳥のさえずり、小川のせせらぎや落葉が舞う様子など、様々な場面を表現できるとても魅力的な奏法です。是非、その曲をイメージした吹き方を目指していただけたらと思います。

マンドリン奏法は、シングル奏法または三穴奏法の口の形で吹きます。
まずシングル奏法と三穴奏法をしっかり吹き分ける練習をしましょう。

シングル奏法は、口を尖らせて(口笛を吹くような形)にして音が混ざらないようにして下さい。
三穴奏法はシングル奏法より少し口を広げて三穴にし、2音しっかり出ているか確認してみて下さい。

次回は、舌の動かし方などをご紹介いたします。

(2023.7 ハーモニカライフ101号に掲載)

高橋早都子
-Profile-


間中勘氏の演奏「荒城の月」に感銘を受け小学校一年生か らハーモニカの道に入る。
その後齋藤寿孝氏に師事。
1995年 国際ハーモニカチャンピオンシップス、 複音ハーモニカソロ部門にて史上最年少で優勝。
ハーモニカトリオ「ミネストローネ」の複音、コードハーモニカを担当。
2007年第27回F.I.HJAPANハーモニカコンテスト・アンサンブル小編成部門で優勝。
現在、3児の母。子育てと演奏、指導の両立に奮闘中。
後進の指導やソロ活動も積極的に展開中。