見出し画像

『テ・ワヒポウナム』


ニュージーランド/自然遺産/1990/vii.viii.ix.x

⭐️氷河作用と地殻変動が生んだ豊かな景観

ニュージーランド南西部に位置するテ・ワヒポウナムは、氷河作用と地殻変動の影響を受けた美しい地域である。

マウント・クック公立公園は40%が氷河に覆われ、全長29kmのタスマン氷河を筆頭に72の氷河と、国内最高峰のマウント・クックや、青く輝くような美しいテカポ湖などを擁する。

マウント・クック国立公園
デカポ湖

氷河作用が顕著に見られるのは、フィヨルドランド国立公園である。全長210kmの海岸線に14のフィヨルドが見られ、またニュージランドの国鳥の生息地でもある。

フィヨルドランド国立公園
タカへ
幻の鳥と言われる。
キーウィ
犬に匹敵する嗅覚を持つ。

最北のウェストランド国立公園は、2大氷河の舌端が海岸10kmまで迫る特異な光景を見せる。

南半球のマッターホルンと呼ばれる中部のマウント・アスパイアリング国立公園は、深いU字形の谷が特徴。テ・ワヒポウナムとは、先住民マオリ族の言葉で「緑の石(ヒスイ)があるところ」を意味し、実際にこれら4つの国立公園内からはヒスイが産出されている。

マウント・アスパイアリング国立公園

この地域は、豊かな自然環境と多様な地形が魅力であり、観光客やアウトドア愛好家にとって絶好のスポットにもなっている。

氷河や渓谷、湖、山々など多彩な風景が広がり、トレッキングやハイキング、キャンプなどのアクティビティが楽しめる。

訪れる際には、自然保護への意識を持ちながら、素晴らしい自然環境と触れ合ってみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?