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ショートレポートは買いか?その1

こんばんは。とまとです。久しぶりに書きます。今日はショートレポート後の急落のタイミングは買いかどうかについて、何回かに分けて、みていきます。

ショートレポート後の売買タイミング

こちらも実際のチャートをみながら、理解を深めていきますが、当初仮説としては、暴落してセリングクライマックスで下ヒゲをつけそうな場面での買いとなります。売りタイミングはもちろん、ショートレポートの中身が理解でき、過剰に売られすぎとわかれば長期に持つという戦略もありますが、ここではそこの判断ができないとして、短期のリバウンドをとりにいくことを想定します。よって、数日で売ってしまうトレードを想定します。

ショートレポート買いの原理仮説

実際に買いかどうかはこれから検証していきますが、トレードの根拠はなんでしょうか?それは、需給のみです。ショートとロングの違いは、ロングは何年もロングできるのに対して、ショートはいつかは反対売買が必要なのと、貸株料がかかるため、長期で持つほど不利になる仕組みになっています。よって、ショート側の心理としては、早く利益を得ることがポイントとなります。

ショートレポートが出たらこれがどうなるのでしょうか?まず、レポートが出る前に、ショートレポートを出す会社が大量にショートをしています。それに加えて、レポートが出たこと、さらに株価が大きく下落すれば、それにショートをかぶせていく人が出てきて、ポジションが大きくショートに傾きます。この人がいつショートを手仕舞うか。ネガティブなネタがあるから、さらなる下落を待つ?それはリスクのある方法である。仮に中身が正しくて、ネガティブなネタがいずれ出るとしても、そのタイミングははるか先かもしれません。手仕舞う可能性が一番高いのは、大きく下落して底打ちしたあたり、または、もっと早く下落中に処分していくのが妥当でしょう。

もし、底打ちして上がりだしたら、ショートをしている人はどう思うでしょうか?急落の後は急騰がつきものです。ショートタイミングが遅れた人は踏み上げを恐れて、ショートの手仕舞いを急ぎます。ロング勢はやれやれ底打ちしたかと売りを控え始めます。そうなると短期急騰が起きます。それを刈り取る戦略となります。

実際のチャート

Bleecker Street Research

今回はBleecker Street Researchのショートレポートを出した企業を見ていきます。こちらは、憎き、ATLXのショートレポートを出した企業です。

SCWO


2023/6/29の寄り前にショートレポートを出しています。その日は8%安く寄って、そのままプラスで引けて終了。出来高も大きくありませんでした。その後株価は下がって言っていますが、短期で取りに行くのは寄りしかチャンスがなく、簡単ではないかもしれません。

ARCB


こちらもほぼ不発。なかなか当たらないね。

ATLX

なぜか暴落2日目の寄り前に発表されたが、かなりの出来高で暴落した、このショートレポートの最も利益を出したケースでしょう。頂点から株価2/3に、ホルダーから悲鳴と怒号が出ました。自分のことですが。まあ、そこはおいておいて、その後は2日かけてリバウンドし、10日移動平均線の手前で上ヒゲピークアウトで終わって、リバウンド3日目からまた落ち始めています。出来高も暴落時と同じだけ、リバウンド1日目はできています。猛烈なショートカバーと踏み上げが出たとみています。リバウンド1日目の下ヒゲから2日目の上ヒゲの調達では+109%で、2日で2倍狙えた案件となっています。

これだけ暴落したのは、その前に1月弱で大きく上げていた影響も大きいと思っています。谷深ければ、その後のリバウンドも大きい。こういうショートレポートに着目していく必要があります。

Kerrisdale Capital

CVNA


寄り前に発表されているが、ショートレポートに反応していない。ちなみに、その後踏み上げられている。ショートレポートは信用してはならない典型例。

UEC


寄り前に発表。ショートレポートで暴落した例。発表の次の日に下ヒゲで底打ちをしている。暴落初日よりも次の日が狙い目か?そこから6日上昇を続けて、その後また下落。今回は関係兄が、6月からのウラン相場ではるかに上昇している。暴落2日目の安値からその4日後の高値で+27%となっている。

AI

うまくリバウンドが昨日しなかった例である。やはりリバウンドには、大きな下落が必要なんだろう。徐々に下げるパターンではリバウンドは狙ってはいけない。また、その後のAIをみてわかるように、決して、ショートレポートをみて、ショートしてはいけない。ショートレポートは信じてはいけない。あくまで短期リバウンドをとることに徹した方がよい。


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