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お探し物は図書室まで 読書感想 この本はずるい!老若男女全員におすすめです。

#お探し物は図書室まで #青山美智子


お探し物は、本ですか?人生ですか?

 この表紙に書いてあった言葉。
 まさに今わたしが求めていたことだな、と直感し即購入。(2020年頃)

 現時点においても、友達にまず勧める、読んでよかったランキング上位のお気に入りの本です!!これは、まずは読んでほしい!!
 青山美智子さんにハマったきっかけの本です!!


就職してから、
何か悩みがあったり、むしろその悩みすら何か分からなくてモヤモヤしたとき、
その答えを求めるかの様に本屋さんに何度も通っていました。

斎藤孝先生や、水野敬也先生のガネーシャが言っていた言葉が忘れられなくて、ここ最近はとくに、何かに悩んだら、何かに詰まったら、もはや何かに詰まることすらなくなったら、本を読もう、と習慣になってました。

ガネーシャが、
お前の悩みはガラパゴス諸島か!本を読め本を!悩みなんて大抵の人が同じ様なものを抱えてて、それは何かの本に必ず書かれている!
、、(内容は正確ではないけど、中身はこんな感じだった)と言っていた。
この言葉はずっと心に刻まれております。

そんな背景があり、あ、まさに今の私この状態だ、と。お探し物は図書室まで、の帯に書いてある内容にも惹かれました。

まず、この本を読んだ最初の感想。
『この本はずるい!!!』
です。

それぞれの章には、年齢も性別も背景もまっっったく異なる主人公が出てきます。
それぞれ、
誰もが身近に抱えているであろう悩み、
もはや悩みとすら感じていない課題、があって、
共通点はないに等しいけど、
あえて共通点をあげるとしたら、
なんとなく生きてしまっている自分に嫌気がさしている。
そんな人たち。
それって、ほとんどの現代社会人が抱えているであろうし、もはや抱えていることを無視してこのままでもいいや〜って過ごしてしまっているんだろうな、と思います。だから、誰が読んでも、必ず心のどこかに引っかかる言葉、描写が出てくるようになっている、この本はズルい!と思いました。

でも、ひとつ、言えるのは、
この本を手にした、という事実は、
きっと、そうした悩みやモヤモヤを、どうにかしていきたい、と思っている証拠、ということであり、
なんとなく生きてしまっている自分を認めて、
どうにかポジティブに変えていきたい、と思っている、ということ。

多分、この本は、
自分の人生を壮大なスケールで捉えず、
いまの、ありのままの自分を、一つ一つ認めてあげよう、気づいてみよう、ということを伝えたかったのかな、と思う。

何かを変える力、も、もちろん大切だし、
最終的にはそこにつながる書き方をしているけれど、
まずは、そこにいきなり結果を求めるのではなく、まず、いまの、今の自分を認める方法、考え方、が重要ということなのだと思った。

個人的には、ニートの男性の話に、
身近な人を重ね合わせた。
ニートの気持ちは分からないけど、
多分、自分の居場所が分からなくて、何もできないんじゃないか、周りのみんなと違った人間なんじゃないか、って諦めてしまっている人達なんだと思った。
でも、そうじゃなくて、
見方、視点を変える。

今までやってきたこと、身を置いてきた場所が自分に合っていなかっただけ。

世界のまわっている中心を、見方を、自分の取り巻く環境を、変えてみる、それだけで居心地は変わるんだぞ、ってことなんだと思った。
たとえ多数には受け入れられなくても、少数派の熱烈なファンがいるだけで、存在が守られる、ってこと。これをわたしは信じたい。そしてそれを、周りにうまく伝えていきたい。。

何かを始める、それがこの本のそれぞれの章を通したテーマ。


それぞれの年代で、それぞれの背景で、まったく違った悩みを抱えた人たちが、どのように小町さんに辿り着き、本を読んで、そこから何を感じ取ったのか。
小町さんがしたことって、ほんっとうにちっさい、些細なこと。小町さんがなにか取り分け深いことをしたわけではなく、本人が言っていた通り、それこそインスピレーション

それぞれの悩みを抱えた主人公たちが、たまたま立ち寄った図書室で、たまたま読んだ本から、その本や付録を与えてくれた意味を、自分自身で自分なりの解釈をして、それを変えていく力に変えただけ。

きっと、心になにか引っかかるものがある人は、この本を読んで、きっと自分なりの解釈によって自分自身の何かと紐付けて、それを力にしていく、もしくは、今はまだ力にならなくも、根っこの部分に残る何かがある、素敵な本だと思った。

長くなりましたし、文章勢い任せだ書いたので拙劣ですが!
とにかくあったかくなります!
人生、楽しみましょう!
 


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