名を残す、名を刻む

最近ある界隈で「名を残す」、「名を刻む」という話がありました。

辞書によると「名を残す」とは以下の通りに記載されています。

『名を後々まで言いはやされる。名声を後世にとどめる。』

引用:https://kotobank.jp/word/名を残す-586902

また、辞書によると「名を刻む」とは以下のとおり記載されています。

『忘れ去られることのない人物として記録・記憶に残るさまを形容する表現。「歴史にその名を刻む」などのような言い回しで用いられる。』


引用:https://www.weblio.jp/content/名を刻む

特に公務員の方、あなたは名を残せていますか?名を刻んでいますか?もしくは各々の努力をしていますか?


公務員で名を残す必要なんてないだろ?そういう方もいるかも知れません。

しかし、それを言ってもいいのはずっと公務員にしがみつくつもりの人だけだと思います。

最近、公務員はやっていけない!、議員の無茶振りがきつい!、給料が安い!などとよく聞きます。
私の周りの職員からも似た話はあります。実際、若手の転職は公務員関係で有名です。

でも、成果にプラスアルファを加える努力すらできないのに言う権利があるのか?と言うのが気になります。

例えば、私は土木系の技術職ですが、1級土木施工管理技士や技術士の試験を受けました。そこで学んだ工事の知識や構造の考え方、技術者倫理を活かすようにしています。

その結果、成果を出すのに加えて、地元や区長、関係者から「とても助かりました。またお願いします。」、「来年もお願いするので異動しないでくださいね。」、と言われています。(2つ目は建前だと思っていますが。)

時にはとある受託業務について関係機関から来年の発注について事前に相談を受けることもあります。こちらからは一切依頼もしていないのに。

実際、区長の立場や自分の管轄が離れても声をかけてくれたり、そこから仲良くなって居酒屋であって話したりする人もいます。

正直やる側としては一手間二手間かかるのですごいきついのですが、そこまでのことをしないと人に指示をしたり上の人に意見を言う権利はないと思います。

私はまだ「名を刻む」レベルの仕事はできていないと思います。でも、少なくともその組織や関係者、当時の区長などには「名を残す。」ことはできていると思います。

もちろんミスをする時もあります。隣接する地権者と軽く揉めたこともあります。その時は間違っていることは謝りましたし、相手の理解不足の時は細かく説明しました。時には(良くはないのですが、)影響を出した部分で自力で対応できるところは休日に対応したこともあります。

結果的に関係性は全て丸くおさまりました。
そのように責任感を持たずに仕事をするのにぐちぐち言うのも違うと思います。

副業禁止やサビ残禁止、給料は安いなどと文句を言いながら、顧客の心の中にすら名を残せないのは筋が通らないのではないかと思います。

そのため、文句を言う前に一度自分の仕事を思い返してみるのも大事かな?と思いました。

私も偉そうなことを言える立場ではありませんが…笑

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