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うつ病記録③ あっさり下った診察結果

そんなこんなで同居人が慰め寄り添ってくれたからこそここまで仕事を続けられた。

一度産業医に相談し、「病院へ行くほどではないかもしれないが働き方を調整しましょう」と言ってもらい、夜は20:30まで、〇〇は1日1回まで、など制限を設けてもらった。その中で働いて、最初は成果も出て頑張れた。ただ、泣いてしまう現象は収まりきらなかった。楽しい気持ちの時でも深呼吸したら常にのどが引っかかる。いつでも「悲しい」「不安」な気持ちがスタンバイしている感じだった。


ある夜、同居人も「何度も慰めようとしているけどうまくいかず、はる(私)が苦しんでいるのが自分も苦しい、どうしたらいいか分からない。」と爆発してしまった。申し訳なかったけれど自分が症状をすんなりひっこめられなくて、思考の整理もできず、最後には私が「もう今日は無理!」となって話し合いは強制終了した。

翌日はもう起きる気力なんてなかった。「気持ち悪い」と言って(実際は起き上がれないほど悪くはなかった)朝ごはんも食べず仕事直前まで寝た。そしてメールを処理して、ついにトレーナーに体調が悪いから午後休が欲しいと伝えた。そして心療内科に行った。お医者さんはその日は本来予約できなかったが、急遽時間を空けてくれた。


診断はあっけなく下った。10分ほど話して、「診断書書いておきますね。明日から1か月くらい休んで様子を見ましょう。」と。初めて自分が「うつ病」であると認識した。冷静だったけど、「自分が絶対になるはずないと思っていた病気に、知らない間になってしまった、これからどうしよう」と思った。そして「やっと休める」とも思った。バタバタと引継ぎ作業をして休職した。

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