見出し画像

干し芋と実験

今日は実験の日だった。一番乗りで研究室に着き、実験の下準備を済ませて、先生を待つ。誰もいない実験室で作業するのは、心細いものだけど、今日はすがすがしかった。窓から水彩画みたいな景色が見えた。空は晴れ、木々の緑は萌えていた。今日はいいスタートが切れそうだなと思った。

一方で、体調が万全ではなかった。お腹が張って仕方がない。今朝、あんまり時間がなかったので、朝ご飯の代わりに干し芋を4枚食べた。すきっ腹に干し芋を押し込んだのがいけなかったのだろう。食後1時間ほどで、干し芋が反撃し始めた。これからお芋を食べる時は気を付けよう。

実験の話だが、最近は、目的の物質を検出するために、必要な条件を探っている。前回と前々回は、思うように行かず、足止めを食らっていた。今回は、できるだけ丁寧に作業してみる。毎回ちょっと爪が甘いのだが、今回はとても順調に進んだ、大喜び。

研究の道のりは長い。喜ぶのは束の間で、また新しい課題が生じた。実験を始めて3か月経つのに、まだ本題にも入っていない。実験をするたびに、予測不可能なことが起こるのだ。でも、それも含めて、楽しかったりする。実験の前日は、失敗しないか気が気でしようがないけど、いざ始めてみると、やっぱり実験している時が一番好きだなと思う。今日は新しい発見もあった。実際にやってみないと、分からないままだっただろうな。

さて、来週はどうなるかしら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?