HRナレッジ① 労働時間
残業時間のルール(2022年1月26日現在)
大前提、労働基準法において
''労働時間''は「1日8時間まで」や「週40時間まで」、
''休憩時間は''「6時間を超えると45分」や「8時間を超えると60分」、
''休暇''は「毎週1回または4週間に4回」など決まっている。
上記の''労働時間''を超える''残業時間''については、以下の通り、
''2段階''の上限規制がある事を理解しておく事である。
【1段階目】は
「1か月45時間まで」「年間360時間まで」という2つの上限規制だが、
これを守るのは難しい事から下記の2段階目が存在する。
【2段階目】は
「1か月100時間まで」「年間720時間まで」「1か月45時間を超える事が出来るのは年6回まで」「2~6か月の平均残業時間が80時間以内」という4つの上限規制だが、最後の規制は落とし穴にかかりやすく、下記で解説する。
【例】
1月の残業時間が70時間、2月の残業時間が90時間だった場合、
3月の残業時間は必ず70時間に収めないといけない。
【解説】
上記ケースの場合、1~2月の平均残業時間は80時間となり、
3月も80時間以下であれば1~3月の平均残業時間は80時間を
下回ると勘違いされるかもしれないが、仮にそうしてしまうと
2~3月の平均残業時間が85時間((90+80)÷2)となってしまう。
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