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植民都市がゆえに世界遺産サンルイス ★282日目 300523

世界一周282日目🌞サンルイス

28時間のバスを終え、これからは

世界遺産サンルイス!

と言っても、レンソイスまでの経由地なんですがね

どの辺がフランス風なのかははわからなかったなぁ

ブラジルで唯一、フランス人によって築かれた街
名前はフランス皇帝ルイ14世にちなんで名付けれた街

当時、フランス人たちによって赤道地帯のフランスを作ろうとした…

改めて、現代から見るとトンデモナイ時代やな…


しかしフランス人たちは、ポルトガルに追われてしまい、
その後、ポルトガル人の街となったとさ…

お祭りで街がカラフルに彩られてた




なぜサンルイスが世界遺産に

僕が旅に出るまでに世界遺産検定をかじってみたわけで、
世界遺産には、昔より興味が持てるようになったし、
普通の観光客(学ぶ前の僕)と違って、世界遺産を異なる視点で見られるようになった気がします。

例えば、サンルイスがなぜ世界遺産になったのか…

世界遺産に登録される10の基準があり、サンルイスはそのうち3つの基準を満たしている!と↓↓↓

登録基準(iii)‐現存するか消滅しているかにかかわらず、ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として無二の存在(少なくとも希有な存在)である。
サン・ルイスの歴史地区は、ポルトガルがかつて築いた植民都市の名残が現在でも残っているという点。

登録基準(iv)‐歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である。
サン・ルイスの歴史地区は、赤道直下の気候に適応しながら築かれた植民都市であったということ。

登録基準(v)‐あるひとつの文化(または複数の文化)を特徴づけるような伝統的居住形態若しくは陸上・海上の土地利用形態を代表する顕著な見本である。又は、人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本である(特に不可逆的な変化によりその存続が危ぶまれているもの)
サン・ルイスの歴史地区は、自然と調和して築かれた都市で、その構造がそのまま残る植民地都市の傑作であるという点。


植民地時代の遺産が世界遺産

個人的には、植民地時代と聞くとどうしても、よくないイメージが先行してしまいます…(みんなそうじゃないのかな…)

しかし確かに植民地時代も現在のブラジルの礎となっていて
歴史上の重要な段階を物語る…重要な時代なんだろうな…


昔の人はどのように思っていたか分かりかねますが…
むしろ現代を生きる我々は植民地時代が昔にあって良かった!と思っている可能性すら大きくありますね…


いずれロシアに侵略されてしまったウクライナの土地(どういう扱いになっているかは不明です。すみません)もクリミア半島も
ウクライナの歴史が残る街として世界遺産に登録されるってことのかなぁ…

そう思うと不思議でならん。

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