クリスタルパレスVSアーセナル(22/23)を見た感想
ついに22/23シーズンのプレミアリーグが開幕した。
Abema TVさんにて無料放送ということで筆者も久しぶりにフルタイムでプレミアリーグを視聴した。
その中で見て感じたことをここに記そうと思う。
■スタメン紹介
HOME:クリスタルパレス
GK:グアイタ
DF:クライン、アンデルセン、グエイ、ミッチェル
MF:ドゥクレ、シュラップ、アイェウ、エゼ、ザハ
FW:エドゥアール
AWAY:アーセナル
GK:ラムズデール
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:トーマス、ジャカ、サカ、ウーデゴール、マルティネッリ
FW:ジェズス
■前半
立ち上がりはアーセナルペースで進み、前半4分にジェズス、マルティネッリと立て続けにシュート。アーセナルにとって最初の決定機を迎えるが決めきれず。
このシーンも含めて、アーセナルはボールを失った後の切り替えが早く、クリスタルパレスは前線の4枚にボールが入る回数がほぼなかった。
アーセナルの選手はワンツーなどダイレクトで叩いて崩していくシーンや、1タッチ目でキープしやすい位置にボールを置いた後に2タッチ目以降に相手を外すタッチなど、クリスタルパレスに捕まえられないようなプレーが多く見られた。
そんな中で前半20分CKからファーサイドでフリーだったジンチェンコが折り返し、最後はマルティネッリがヘディングで合わせてゴールが決まる。現代サッカーでは、セットプレーやスローインなどデザインするチームが増えてきているがまさにこの得点もそれを象徴するかのようなプレーであった。今シーズンのプレミアリーグのオープニングゴールは素晴らしい形での得点となった。
前半35分を過ぎたあたりからクリスタルパレスの前線4枚にボールが入り始め、前半42分・46分にエドゥアールがシュートを放つがラムズデールやDFのブロックに阻まれる。
そして0-1でアーセナルがリードのまま前半終了となる。
前半の印象としては
・ジンチェンコの起用により、内側に絞ってプレーしたり、それによってジャカが前に飛び出して受けるシーンが多くあり、ボールの流れが良く、見ていてゴールへの期待感が持てた。
・ジェズスの印象として攻撃から守備への切り替えが早く、ボールを叩いてゴール前に入っていく動きが多く見られた。得点を取るためのプレーが隙なくできるなと改めて思った。また、2タッチ目以降に反転するなど相手にとって捕まえきれないような動きが多く、相手にとって嫌な選手であると思った。
・アーセナルの選手はライン間でボールを受けるのが上手く、入った後もダイレクトで叩いたり、止めて反転したり、ボールを受ける位置によって最善の選択が上手いなという印象
・クリスタルパレスはドゥクレが落ちてボールを受けるシーンもあったが、アーセナルのプレスを受けて思うように前に進められずに、ロングボールで前線に入れるシーンが増えていったが、思うように前線の4枚に入ることが少なく、なかなかペースを掴めなかった印象。
■後半
後半立ち上がりからアンデルセン→アイェウにロングボールが繋がり、チャンスが徐々に増えていった。
後半7分にファーストチャンスがクリスタルパレスに訪れる。ザハが前向きにボールを保持し、エゼにスルーパスを供給、決定機を迎えるがラムズデールに阻まれゴールとはならず。後半はザハが前向きにボールを持てる形が多くなり、その結果としてクリスタルパレスがゴールに迫るシーンが多かった。
後半はクリスタルパレスがロングボールを起点に、ザハとアイェウにボールが入ったことでクリスタルパレスが押し込む展開が続いた。特にアンデルセンからのロングボールが多く、このラインは今後も戦術の一つとして使われるのではないかと思った。
後半38分にアーセナルがジンチェンコとジェズスを下げて、ティアニーとエンケティアを投入する。この交代が追加点につながる。
後半40分ラムズデールからティアニーにロングボールが入る。その流れからエンケティアが前向きな形でボールを受けて、サカへ展開、サカがドリブルで仕掛けてクロスを上げた結果、グエイが触りゴールが決まる。交代で入った2人が起点を作り、ゴールに繋がるという最高の結果になった。後半はクリスタルパレスペースで進んでいたため、この時間での追加点はとても大きな得点となった。
0-2のまま試合終了となり、アーセナルが開幕戦で勝利を飾った。
後半の印象としては、
・アーセナルは押し込まれた時、ジンチェンコの裏のスペースが怖いなという印象。失点に繋がらなかったがロングボールを通されたり、ボランチから背後のスペースに通されることが多くあった。ティアニーと交代したが個人的にもう少し早いタイミングでもよかったのではないかと思う。結果論として実戦復帰明けということも加味すると、ゴールにも繋がったのでよかったのかもしれない。
・押し込まれた中でいい形でシュートを打たれることが少なかった印象。最後の最後でブロックしたり、簡単に打たせるシーンが少なかったのは、シュートできないように寄せられているので、90分を通して無失点で終われたのは素晴らしい結果だと思った。
・アンデルセンのロングボールの精度が高いなという印象を持った。後半は特にそのロングボールがザハとアイェウにボールが入ってチャンスに繋がったので今後も攻撃の形の一つとして武器になると思った。
・ザハが前向きでボールを持つと改めて脅威になると思った。ホワイトが1VS1で止めるシーンが前半は多かったが、後半はサリバと連携しないと止められくらい勢いがあった。
■試合結果
クリスタルパレス 0-2 アーセナル
得点:
20分 マルティネッリ 85分 オウンゴール
警告:
44分 ジャカ 60分 ホワイト 64分 クライン
交代:
58分 エドゥアール→マテタ
75分 ドゥクレ→ミリボイェビッチ
83分 ジンチェンコ→ティアニー ジェズス→エンケティア
86分 シュラップ→ヒューズ エゼ→エビオウェイ
93分 ウーデゴール→ロコンガ
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