【サイエンスコラム#5】不妊の50%以上は、男性が起因している
トランポリン飛びながら、広く開脚ができる23歳のRYUSEIです(眼だけモザイクありにしたら怪しい感が10倍になったのでそのまま転用してみる)
今日は、「不妊の内、50%は男性が起因している」 です
最近、不妊治療や性に関する話題がホットの中、その問題は女性だけでなく、男性も大きく寄与することを忘れている人は大きくいるのではないでしょうか?
Topic💡:「不妊の内、50%は男性が起因している」
1.そもそも不妊とは?
WHOの定義では、
”不妊とは、1年間、避妊せずに頻繁にセックスをしても妊娠しない状態のこと”
と言われています
世界のカップルの8~12%が抱えている問題です
4850万組のカップルが不妊を経験していると考えられています
約85%のカップルが1年間で妊娠をしています
2年目でまで突入するのは7%と言われています
2.50%が男性に起因するとは?
不妊症の原因の割合は、
不妊症の30%は女性のみに起因するもの、
30%は男性のみに起因するもの、
30%は両方のパートナーの組み合わせに起因するもの、
10%は原因不明のもの
つまり、30%+30%=60%以下が男性に起因するものとなります。
妊娠が困難なカップルの48%は、自分たちの状態を不妊症だとは思っていないという統計もあります
☟参考
3.なぜ、男性の不妊が起きるのか?
不妊の原因の50%は、精子量の減少が起因しています
睾丸の温度は、体内よりも2~3℃ほど維持されていないといけないらしいですが、もし、睾丸の温度が1℃高くなると、40%以上の精子が減少してしまうそうです( ゚Д゚)
原因として、感染症や、タバコの使用、アルコールの大量摂取などのライフスタイルにも依存します
それから生殖の構造上の問題もあります
遺伝的に生殖器官を防いでしまう構造も要因の一つです
勃起不全や早漏なども関連していると言われています
代表的なのは、精巣瘤。精巣の静脈肥大が原因で起きます
不妊症の男性の約40%に見られます
こちらは、治療で精巣瘤を取り除くことが可能です
治療後の翌年から、妊娠の確立は上昇するそうです
4.不妊症を解決策するには?
まず、要因を遺伝的なモノなのか?or環境依存のモノなのか?に分ける必要があります
遺伝的なものは、不妊治療がほとんどです
現代は、16人に1人の割合で、不妊治療で子供が生まれています
ですが、確率は低く、費用も数百万かかるケースが多いです
環境依存の場合は、食事・運動・睡眠すべての改善が必要です
5.男性は当事者になれる(個人的見解)
性教育・生理などの性に関する問題は、性に関してyoutubeなどで発信する人は女性が多くの割合を占めていることなどから、女性の問題と見えてしまうことが多くあります
それは、男性が持つ問題は外に見えにくいため、性に関して当事者になりにくい感覚に陥ることが考えられます
私もそうです(現在進行形)
しかし、生殖の観点から考えたら、男性も当事者です。そして、当事者として弱いのでは?とよく思いますが、性の社会課題に関与する以上、女性と同じレベルの当事者であるべきだと思います
だから、当事者意識を持って、性に関する科学的原理や、今起こっている社会的課題に対して学び、考え、解決していくことは、複数の性が混在する世の中で生きていく上で、必須科目なのではないでしょうか?
性という問題に優しく寛容で、何のフィルターもなく、1人の人間として多くの人接することができる世界を見てみたいです
みなさんは、精子の不妊症についてどんな考えを持ちましたか?
このサイエンスコラムは週2回更新で、サイエンス記事で面白いなと思った事実や多くの人に僕が聞いてみたい倫理観や事実についてシェアし、見ていただいた人のコメントを頂けたらと思っています。
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