【サイエンスコラム#2】卵子、年齢と共に減り続ける運命にある
Youtube的な動画を初めて撮影してみて、緊張のあまりTAKE40まで撮ってしまったRYUSEIです。時間は有限なため、こだわり主義から、脱却していきたいモノです。。
今日は、「卵子数が生まれた時に決まっている」お話しを1000文字します。
この内容は、性教育まで発展していくのでお楽しみください。
TOPIC:卵子数は、年齢と共に減り続ける運命にある
☛1.20歳で排卵する卵子=20年体内にあった卵子
Q1.女性の卵子が一番多い時は、いつごろかわかりますか?
A.答えは、胎児期です。700万個くらい。
☟参照
つまり、20年後の卵子は、20歳の卵子。
排卵の度に、卵巣から卵子が放出されていきます。
45歳で約4500個と言われており、出生時の200万個と比較すると、誕生した日から4500/2000000=0.225%の残存率と言えます。
Q2. 長い期間、体内に卵子があると何が起こるのか?
起きることとして、卵子の質が下がってしまいます。
受精の際に不具合を起こしやすくなり、高齢での流産や妊娠率の低下が起きる一因にだと言われています(染色体の組み換えがうまくいかなくなるため)
不妊に確率については、35歳からグッと高くなると言わているのも上記が一因です。
より詳しいメカニズムは、まだ解明されていません。
\詳しく知りたい人向け豆知識💡/
<卵子の劣化の詳しい原因>
☛卵子の減数分裂がうまくいかなくなる(→ 染色体異常の卵子が増える)
☛卵子細胞質でのミトコンドリア機能低下(→ エネルギー産生が低下し発育不良に)
☛卵子細胞質でのカルシウム放出低下(→ 受精後の胚発生が悪くなる)
☛細胞の老化に関与する染色体末端のテロメアが短縮する(→ 細胞分裂が停止)
Q3 .卵子の老化防止方法はあるのか?
調べた限り、薬はありません。生活習慣の見直しも科学的証明がありません。
ミトコンドリアの抗酸化、染色体などの観点から、人間の老化の防止と同じように、適度な運動や適切な食事の積み重ねが効果的だと言われています。
ちなみに、精子は数で言えば、卵子と違い、無限に増え続けます。もちろん、加齢で増殖能力や質の低下はあります。詳しくは別のNOTEで記したいと思います。
☞2.卵子について勉強する必要はどこにある?
男性も女性も、生殖を学ぶ意味は大きくあります。
それは、自分達の人生プランを描きやすくなるから。
世間では、35歳から妊娠しにくくなると言われている。
その時、生殖の原理を頭の中で理解しておくと、
凍結保存という手段を視野に入れる。食事の改善などで健康的な生活を意識しできる。
流れてきた情報は忘れるが、原理を学んだことは、いざという時に選択肢になる
⇓学ぶ理由
、
生殖を知っていれば、生殖が原因で起こる体調の不調などに、異性間であっても優しく理解をもって対応できると思う。
学ぶことで、一生わからないこと、他人事でしかなかったことが、自分事に少しはできるかもしれない。
生殖サイエンスって、私達人間が人間の体を持っている以上、知っておくべことなんかも、って思う。
?みなさんは、卵子についてどんな考えを持ちましたか?
このサイエンスコラムは週2回更新で、サイエンス記事で面白いなと思った事実や多くの人に僕が聞いてみたい倫理観や事実についてシェアし、見ていただいた人のコメントを頂けたらと思っています。
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*まだ、科学分野の者として日が浅いため、誤りが出てくる可能性があります。もし、内容が事実と異なる場合は、教えていただけると嬉しいです。