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【朝読書】勘×経験×度胸 #株式投資

今日も"株式投資の人間学 なぜ、損する株を買ってしまうのか"を読みました。


株式投資の人間学 なぜ、損する株を買ってしまうのか

ふと、気づいたこと

今やっている仕事が分析機器を扱っていることもあり、様々な会社で様々な分析機器を使って仕事をする人と出会うことがあります。

分析機器っていうと、「この物に何がどれくらい入っているのか?」「この物はどういった構造になっているのか?」などを判断するために使う機器です。

その時に必ずと言っていいほど出てくるのが、チャートです。

株式投資ではいえば、縦軸が株価で横軸が時間や日付のものをよく見ると思います。

分析機器でも縦軸と横軸で分けられたものがあります。

この前出会った人と話していたのが、いろんなチャートを眺めたり、「なんでこのチャートはここでピークがあるのか?」「他のチャートにはないものがある」などと思うことがあるとのことでした。

これを長く続けていると、「ここにピーク(山)が出ると〇〇という物質が入っている」「こういう形状だとこれは〇〇という材料だ」という判断ができるようになるという話でした。

僕も同様な経験が何度もあります。

そこで思ったことが、これまでマーケットから学ぶということがふわっとしていたのですが、この話とマーケットから学ぶことって同じことなんじゃないか?と気づきました。

いろんな株価の動きや板情報の動きを見て、そこから学ぶ。
おそらく、トレードで勝っている人は僕が仕事でやっているのと同じようにマーケットから学んでいるのだと思います。

そして、これはある種の「勘」であり、「経験」から出てくるものでは?と気づきました。

つまり、マーケットから学ぶことは、マーケットの様々な情報を見てそこから自分なりの判断ができるようになれ!ってことだと考えるようになりました。

「勘」と「経験」と「度胸」

上の話では、かなり読書の話から脱線しましたが、この僕が普段の生活の中で気づいたことが、この本にも書かれていました。

そこには「勘」や「経験」について著者なりに定義されています。

<「勘」とは何か?>
経験から導き出される洞察力と判断力である。それは決して神秘的なものではなく、超能力的なものでもなく、経験のうえに農業的育成過程で培われてくるきわめて現世的なものである。

<「経験」とは何か?>
市場の行動において獲得された確実な知識の総体である。知識や情報を「工業的製造をして組み立てられるもの」ではなく、「農業的育成によって培われるもの」である。

そして、これにプラスで書かれてあるのが「度胸」でした。

<「度胸」とは何か?>
経験と勘によって構築された頭脳にも辛くも支えられた意思決定能力。情報の不確かさや不十分さを、経験から生ずる洞察力で補って意思決定をすること。

普段から仕事柄トラブルに巻き込まれがちですが、この「勘」「経験」「度胸」が必要な仕事をしていると思っていますし、ここに投資との共通点もあるのかとこの本を読んで驚きました。

もちろん、これだけでは不十分なのでリサーチしたりすることもこの3つ同じくらい重要だとも書かれています。

確かにリサーチ=基礎知識として考えれば、必要であり重要なことだと思っています。

ただ、投資で言えば、確実な情報はすでに株価に織り込まれていると思うので、不確かな情報で「度胸」を持って挑むことで、利益を得ることができるかもしれません。

でも今回はまさか自分のやっている仕事との共通点がこんなところで発見できることに驚きました。

もっと細かく分けて見ていくともっと見つかるかもしれないです。


以上、今日はここまでです。

読んでいただいた方はありがとうございます。


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