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【朝読書】パワハラ?絶対化する「空気」

今日も、

「超」入門空気の研究/ 著者:鈴木博毅

を読んだ感想や自分なりの意見を紹介していきます。

空気の研究

日本中のどこにでもはびこる「空気」。

でも英語で言う「Air」ではありません。

ここで言う空気は、「ある種の前提」のことです。

つまり、「同調圧力」です。

そんな中で「空気」によってある種の人を拘束する力が働く時のキーワードがあります。

みんさんもこれに気を付けることで、「空気」に拘束されないようになれます。

みなさんも経験したことがあるモノだと思います。

「絶対化」する空気の例

絶対化=100%で、例外がないことを意味します。

これは、相対的なことを絶対化することで例外がないようする「空気」を作り、その「空気」で縛ります。

本での例では、日本軍にあった初年兵(新人)のいじめです。

トイレ掃除での例を挙げていました。

上官:「トイレをきれいに洗ったか?」

初年兵:「はい。きれいと思います。」

上官:「じゃあ、舐めてみろ!」

これは、「きれい」と言う相対的な言葉を絶対化していると言うことです。

つまり、ウソが生まれていると言うことですね。

これ、私は学校で先生から言われたことがあります。笑

正確には「なめれるほど、きれいしたか?」と言われました。

その時、私は何も言えなかったため、

「もう一度清掃します。」と答えてしまいましたが…

では、この上官の言葉にどう対策したら良いのでしょうか。

それは、

「その前提が成立できない条件を明確にすること」

です。

どう言うことかと言いますと、先ほどの初年兵いじめの例で言えば、

上官:「じゃあ、舐めてみろ!」

初年兵:「用を足すにはきれい。しかし、なめるためにはきれいとは言えない」

と答えることで、「きれい」とものが成立する条件と成立しない条件を明確にすることです。

なるほどな…と思わされました。

私の経験談

私は会社で新人の頃、こんな経験がありました。

私:「頼まれていた仕事の資料を作成しました」

上司:「その資料は、完璧か?ミスもないか?」

私:「はい。完璧だと思います。」

上司:「じゃあ、私が見て確認する必要はないな!」

と言う出来事でした。

私は当時、「でも確認してください。」と言っても「完璧なら見る必要がない」の一点ばりでした。
仕方なくもう一度丁寧に確認してから、何度もお願いしてようやく確認してもらえました。

では、そこでどうしたら良かったのでしょうか。

上司:「じゃあ、私が見て確認する必要はないな!」

私:「私が確認する限りは完璧です。しかし、上司の考え方や経験に基づいて同じように作成はできないので、その視点からは完璧ではありません。」

と回答するのがベストだったと思います。

これは「完璧」と言う相対的な言葉を絶対化していると思いました。

「空気」って怖いですね。

みなさんも同じ経験があった場合には、

必ず「その前提が成立できない条件を明確にすること」

に注意して対応してください。




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