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【朝読書】配当を支払う能力を判断する材料 #株式投資

今日は、"配当成長株投資のすすめ"を読みました。

配当成長株投資のすすめ

配当成長株って何?

僕は「配当成長株ってなに?」って疑問から、この本を手に取りました。

配当金がどんどん増えて成長していく株のことです。

もっと細かく言えば、一株あたりの配当金が増加している株のことです。

アメリカでは連続増配企業が数多くありますが、日本ではアメリカほどありません。

そんな日本でも配当金を増やしていく企業は存在していることから、探してみる価値はありそうです。

でも根本的な話で言えば、配当金って株主に配当金を支払う能力がないとダメですよね。

その能力を判断するにはどうしたら良いのだろうか?と考えながら読んでいるとこの本で紹介されていました。

4つの配当金を支払う能力の判断材料

この本では、以下の4つから読み取ることができると書かれてあります。

その4つとは、

  1. 配当性向

  2. フリーキャッシュフロー

  3. 利益の安定性

  4. バランスシート

では、1つずつ確認していきます。

1.配当性向

配当性向 = 1株あたりの配当金 ÷ 1株あたりの当期純利益 × 100(%)

つまり、利益に占める配当金の割合はいくらか?というものです。

確実にこういった基準でみると良い!とは書かれていません。
なぜなら、業界や景気など様々な要因があり、一律に決定づけることができないからです。

会社によって、円安で利益を出せる企業もあれば、利益を出せない企業があるように、それぞれ違うからです。

その中でもどう考えれば良いかのヒントは書かれてありました。

  • 利益が現在の水準から低下した場合でも配当を維持する「余力」があるか

  • 借入をしたり、バランスシートを棄損させることなく配当性向を維持できることを利益の移動平均が示しているか

  • 現在利益に占める支払い配当の割合が高すぎる企業は翌年、現在の配当水準を大幅に上回るだけの純利益の増大を見込めるであろうか。

ここから基準に配当性向について考えていく必要があります。

2.フリーキャッシュフロー

「営業活動によるキャッシュフロー」+「投資活動によるキャッシュフロー」

これがフリーキャッシュフローの計算方法です。

名前の通りに企業が自由に使えるお金のことです。

著者が言うには「キャッシュフローと利益は収束する」とのことで、キャッシュフローを評価することが何よりも大切だと言います。

そして、ここで判断する材料とするのは、
配当に対するフリーキャッシュフローの倍率です。

ここでは、この倍率こそが企業の配当の健全性を判断する重要な材料だと書かれてありました。

3.利益の安定性

20〇〇年には利益が100億あったけど、次の年には10億になりました。そして、また次の年には100億になりました。

そんな企業は利益が安定していると言えませんよね。

驚異的に成長する企業や業績を出す企業は、この利益に対するボラリティが非常に高いです。

しかし、配当に対する安心はそんな企業ではできませんよね?

だからこそ、この「利益の安定性」が配当を支払う能力を判断する材料として重要になるのです。

4.バランスシート

配当成長株に投資する上で脅威となるのが、レバレッジです。

どれだけ、レバレッジをかけた企業経営をしているか?そこを判断する必要があります。

そのためにバランスシートをみる必要があります。

  • 流動資産比率はどうか?

  • 負債比率はどうか?

  • 債務カバー率はどうか?

つまり、資産や資本に対してどれだけ負債(借入金)を背負って企業を経営をしているかを見てく必要があるということです。

最低限、その企業の資産がどうなっているかは見ておくことで、配当を支払う能力を確認できるということです。

まとめと感想

この本を読んでみて思ったのは、かなりわかりづらいと言うことです。

こうして、noteにまとめて書いてみると少しずつ整理されていますが、僕にとってはかなりまわりくどいなって思わされる感じです。

僕の読解能力がただただ無いだけかもしれませんが…

それでも配当成長株についてはなんとなく掴めた感じです。

そして、配当を支払う能力っていうもの見る視点が、配当性向以外にもあると言うところを学べたのは大きいです。

つい、配当性向だけを見がちですが、トータルで考えいくべきと言うことを学びました。

まだまだ、この本をしっかり理解したところまでは辿りつけていませんが、もっと自分の中で整理していきます。

以上、読んで頂いた方はありがとうございます。

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