【朝読書】"株式投資"過去もそうなら、未来もそうなるとは限らない
今日は、山崎 将志さんが書かれた"父さんが子供たちに7時間で教える 株とお金儲けの教養。"を読みました。
株価は、"過去上がった≠将来も上がる"
色んな企業の株価の推移を見ていると、
「この企業は、過去〇〇倍になった」
「あの時の株価が100円だったのに、今では1,000円を超えている」
など色々出てきます。
だから、「これからも株価は上がるだろう」
僕も日本株の個別投資を始めた頃はそう思っていました。
実際にそう思ってある企業の株を買って、損をしたことがあります。
というか今でも持ち続けているので、損失が拡大中です。泣
実体験からしても株価は、必ずしも過去上がったから今後も上がるとは限りません。
その理由をこの本ではわかりやすく説明してくれています。
株価は、何で決まる?
この本は、本の名前の通りで父と息子の対話形式の本になっており、以下のやり取りが本の中でありました。
この会話の前に過去に株価が上がってきた企業の話があり、「お値段以上」でおなじみの家具や生活雑貨を販売しているニトリが一例として話に上がっている途中の会話です。
梅三:「だったらいまからでも買えばいいじゃないか(ニトリの話の続き)」
父:「それがポイント。いまから買おうとしたら、どういう理由で買うの?」
梅三:「これからも上がるから」
父:「何でこれからも上がると思うの?」
梅三:「だってこれまでもずっと上がってきたから。」
父:「それは典型的な株で失敗する人の発想。しつこいけど、株価は何で決まる?」
梅三:「その会社が将来生み出す利益予測。」
父:「そうだよね。だとすれば利益の予測をしないといけない。それにはこれから店が増えるか、商品が増えるか、客単価が増えるか、客数が増えるかを予想して利益がいくらになるか、そうすると株価が何年後にいくらになるかが試算できる。そしてその株価になるはずだと考えて株を買うのが、教科書的なやり方。」
梅三:「何だか難しそう」
父:「確かに難しい。厳密にやろうとすれば専門的な知識がいるし、情報も必要だからね。手法の話は後でするとして、とにかく株の売り買いは、いま2万円だとか、この前1万円だったというのはあんまり関係ないんだ。「この株価になるはずだ」という予測から見て高いか安いかを判断しないといけない。株式市場は将来しか見てないんだよ。過去は関係ない。チャートで表現されているのはすでに終わったことだということ。これはこの先の株価には何も関係ないということを覚えておいてほしいね。」
このやりとりだけでも十分学ぶことができます。
私が失敗した理由も"典型的な失敗する人の発想"をしていたことが要因です。
そして、結局、株価は将来の利益予想によって決まります。
これは私も株式投資を始めた頃に勉強していましたが、忘れていました。
そして、過去のチャートを見て判断していました。
今、気づくことができて良かったと思うことにします!
対話で深掘りをしていく
本を読んでいる中で、たまにこの対話形式の本をみかけるのですが、かなりわかりやすいし、読みやすいですよね。
でも読みやすさだけではなく、自分が何かを調べたり学んだりする時にもかなり使えそうだと思いました。
例えば、どこかの企業を株を買おうとした際に、
「この企業の株をなぜ、買おうとしたのか?」
「利益予想はどれくらい?」
「なぜ、その利益予想したのか?」
「中期経営計画は、実現可能性があるものか?」
「なぜ、株価が下がっているのか?」
「ビジネススタイルとして、利益が伸びていきそうか?」
などと自問自答していくことで、自分なりの答えを出すことできるのではないかと思いました。
これまでここまで自問自答したことはありませんが、次から買う時にはこの対話形式を使って自問自答してみたいと思います。
その時には、その自問自答した内容と記事にしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
みなさんも一度読んでみてください。
読んで頂きありがとうございます。
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