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【朝読書】"松・竹・梅"比較対象が必要な理由を改めて学ぶ

今日の朝読書は、「図解DE理解 行動経済学入門」を読みました。


比較対象がないとどうなるのか?

みなさん、普段のスーパーでの買い物やネットでの買い物でその商品を買う時にどのように考えて買っていますか?

「大根は、A店よりB店の方が同じものなのに安いから、B店で買おう」

「家電は、A社で買った方がポイントが多くつくからこちらにしよう」

「車は、H社よりT社の方がかっこいいからT社にしよう」

などと無意識に考えて買っていると思います。

でもこれって比較するものがあるから色々な理由を考えて買うことができますよね?

では、比較対象が全くない新製品が出てきた時にどうなるでしょうか?

この本の例では、ごはんからパスタを作る「ごはんパスタ調理器」。

ある会社が新製品として市場に出しました。

値段は、なんと「¥58,000」!!

これをTVショッピング並に「安い!!」とか言うことはできませんよね?

なぜなら、比較する対象がこの世の中にないからです。

私も比較対象がない世界を考えてみたことはなかったので、改めて学べました。

比較対象を作るのはマーケティングの王道

では、単に比較対象を作れば良いのか?

そんな簡単なものではありません。

そこには必ず狙いがあります。

先ほどの「ごはんパスタ調理器」でいえば、

「ごはんパスタ調理器S」¥58,000

「ごはんパスタ調理器M」¥68,000

「ごはんパスタ調理器L」¥78,000

と言うラインナップがあったとします。

すると、

Sサイズだと少し小さいかもしれない‥

Lサイズだと値段が高いし…

ちょうど無難な中くらいのMサイズにしようかな

などと普通の人だと考えいくはずです。

これは、「ごはんパスタ調理器M」を買おうように誘導している可能性があります。

つまり、「ごはんパスタ調理器M」の引き立て役としてSサイズやLサイズがあるのです。

この時、「ごはんパスタ調理器M」の方が利益が高い場合があるからそのような戦略をしていることもあります。

でもこれって色んなところで見られますよね?

私も無水鍋調理器の「バルミューダ」を買った時に、この戦略にやられたと思いました。

「18cmの鍋にしようか22cmの鍋にしようか、それとも大きい鍋にしようか」

「でも22cmくらいがちょうどいいかな」

と思って22cmの鍋を買ってしまいました。笑

まんまとやられてしまったわけです。

でも結果はかなり良い商品だったので、買って良かったと思っています。

"比較"を逆に利用する

ここまでの話だとなんだか、"比較"が悪者に見えてしまいます。

でもここまで理解したら、逆に"比較"を利用した方がいいですね。

「家を借りたり、買ったりする時」

「車を買ったりする時」

「株などに投資をする時」

など様々な場面があると思います。

その時にこれはマーケティングとして"比較"を利用されているのか?

それとも自分なりの判断なのかでの"比較"をしているのか?

そこで一旦立ち止まることができると利用できると言うことになると思います。

逆に比較が少なければ、より違った比較対象を出して、その中から選んだりすることもできます。

こんな話が行動経済学であったなと頭の片隅に置いておくようしたいですね。

当たり前だと言われれば、そうですが、このように言葉にしてみるかなり違った視点で見ることができますね。

以上、今日の朝読書でした。






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