【朝読書】株式投資について何回でも学ぶ
今日は前回に引き続き、山崎 将志さんが書かれた"父さんが子供たちに7時間で教える 株とお金儲けの教養。"を読みました。
PERについて掘り下げて考える
株式投資を始めた人、始めようと思った人がまず最初に覚えるだろう(僕は初めに覚えました。)用語がPER(=株価収益率)です。
PER = 株価 ÷ EPS
この計算式は、見たことがあると思います。
もっとかみ砕いた説明をすると
「株価が利益の何倍かを表す指標」です。
この指標を掘り下げてこの本では説明していくれています。
Q:毎年1億円の利益を出す会社を持っているとして、あなたは1億円で売りますか?
A:答えは、NO
Q:ではいくらで売りますか?
A:人によって、答えが違う。「利益の10年分」という人もいれば、「利益の50年分」なら売ってもいいと言う人もいる
Q:では、なぜ人によって買いたいという倍率に幅があるのでしょうか?
A:正解は、強気か弱気かの違い
Q:この"強気"とか"弱気の根拠"とは何だろう?
A:
「自分が経営すればもっと利益を出せる」と言う人もいれば、
「この先も利益は1億円で変わらない」と言う人もいれば、
「この1億円の利益がピークで、この先減少していく」と言う人もいる中で、
もっと利益を出せる人="強気"、この先減少すると思う人="弱気"になる
つまり、「利益を5倍にできる人」=「他よりも5倍高く買う」と言う行動が根拠になります。
正直、ここまで深掘りをして考えたことがありませんでした。
前回の記事でも書きましたが、深掘りをする際に対話式にするとかなり色々見えてきますね。
PERが〇〇倍っていうのは、それだけ強気の人が多いっていうことですね。
だから、PERが高いとか低いから割安とか割高とかではなく、その企業を他の人がどう見ているかの参考指標になるというのが、この深掘りで学んだことです。
ただ、これはあくまで僕なりの解釈の仕方なので、人それぞれ解釈の仕方があっていいと思っています。
試合に出る前に日々の練習、そして練習試合を積む
仮想的に自分がこれから100万円を投資すると考えてポートフォリオを組みなさいとこの本では書かれていました。
確かに、前に紹介した本でもまずは練習することからが書かれていました。
その本では、90日間トレーニングしてから株式投資にチャレンジするというものでした。
▼こちらで記事を書いています。▼
ここでも同じようなことが書かれていました。
自分が選んだ企業の株を買った日とその時の株価をメモ
月に1回選んだ企業の株価を確認する
売るor買うorホールドするを選択する
なぜ、その選択をしたのかを理由をメモする
これを1年間続ける
この本では1年でしたが、これが株式投資をする練習であり、練習試合なんだと思いました。
私も証券会社のポートフォリオを絶賛作成中なので、こちらも取り入れていきたいと思います。
正直に語ることも大切
この本の主張は、株式投資は「インデックスのドルコスト平均法での長期投資」が良いというのが本の主な主張です。
これは本の「おわりに」も書かれてありました。
しかし、なぜ本にして約300ページにも及ぶ本にしたのかという理由まで書かれていました。
著者自身が無駄な時間と無駄な金を使って学んだことを他の人も伝えて、著者のような失敗をしないようにしてほしいという願いがあったからだそうです。
ここまでかみくだいて説明しているので、かなりわかりやすい本と思いました。
ここまで誰かのために本を書くことができるのは正直すごいと思っています。
僕なら少しやましい気持ちも出てしまいます。。。笑
でも、この本に出会って、改めて学び直すことできました。
ありがとうございます。
みなさんも読んでみてください。
以上、読んで頂きありがとうございます。
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