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【朝読書】"何に投資?"でなく"何が最も効用が高いか?" #株式投資

今日は、"一生お金に困らない人生戦略 お金の才能"について読みました。


一生お金に困らない人生戦略 お金の才能

このワードはどこかで聞き覚えが…

この本の始まりのあたりを読んでいると、こんなフレーズがありました。

次の中で正しいのはどれでしょう?
「不況時は節約すべし」
「長期分散投資が確実」
「資産運用しないと老後は大変だ」
「初心者には投資信託が適している」
実はどれも間違っています。
これらはどれも、作られた常識でしかありません。

何かここ最近で良く聞く言葉ではないですか?

ここ最近って言ってもコロナ前の2019年から積立NISAがかなり一般的になってきた頃くらいの間です。

長期分散投資をしよう、投資信託が良いなどなど、どのマネー記事やサイトを見ても書かれています。

気になってこの本が出版された時を見てると、
「2009年」でした。

およそ、14年前です。

この頃にもそんなことが言われていたんだ…

ということは、今後この14年後にもまた同じように言われている可能性がありそうですね。

やはり、歴史は繰り返すというか、サイクルがあるのかもしれません。

「何に投資するか」ではなく、「何が最も効用が高いのか」

この考え方をしたことがありませんでした。

もちろん、株式投資の中でどの分野に投資するのが一番利益を得ることができるか自体は考えています。

でもこの本ではもっと大きな意味で捉えています。

今の資産形態よりも、もっと価値を生む形態、もっと満足度の高い形態とは何か。
これは人によって、あるいは時代によって異なります。

それは、株なのか、不動産なのか、FXなのか、様々あります。

その中で自分が一番効用が高いと思うものに投資を行うことが大切だということです。

自分がどういう人生設計をして、どうなりたいか。
そして、どういう性格なのか。

そこまで考えていく必要があります。

そのヒントとして、このことが書かれてある箇所で重要だと思った箇所をnoteしていきます。

経済・金融サイクルに合わせ、資産配分をする

ここでも出てきました「サイクル」という言葉。

投資に回す余裕資金をどう動かすか?
景気が上がったり下がったり、金利も上がったり下がったりします。

そんな中で著者はこんなこと書いています。

1つの対象でじっと運用するのではなく、その時代環境ごとに見直し、「お金をどういう資産の状態にしておくのが、最も効率的か」を考える必要がある。

確かにサイクルがある中で、1つでずっと運用し続けるというのは合っていませんよね。

つまり、どこに動かせば効率的かを常に調べたり、その目線で日常生活を送るというのが大切だということですね。

情報は点ではなく線で見る

著者実践していると書いてある中で面白いものがありました。

それは、新聞を週末や1か月にまとめて読むことです。

なぜ、そんなことをするのかというと、今日のニュースや今日の出来事だけでは何が起きているのかを時系列で見ることができず、繋げることができないからです。

ここでは、一例が紹介してありました。

◆記事:「不動産が売れ残り」「住宅ローン件数が前年比マイナス」

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◆著者:「不動産価格が下落する兆候であり、不動産融資はますます厳しくなるなだろう」

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◆記事:法人融資が減少

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◆著者:「ということは、数字を確保したい金融機関にとっては、やはり不動産が収益源になるだろう。ただ、前年比マイナスで顧客獲得競争も厳しい住宅ローンより、収益不動産向けローンに力を入れるのでは?」

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◆記事:「金融機関M&A向け融資を拡大」

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◆著者:「金融機関にM&Aという他の融資先があるなら、収益不動産向けローンへの姿勢が上向くというのは楽観的すぎだろうか?」

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◆記事:「買収融資には優良案件が少なく、その少ない優良案件に各金融機関が群がり競争が厳しい」

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◆著者:「他の融資先があるとは言え、やはりそんなに簡単なものじゃないということか。ならば、やはり収益不動産向けローンの引き締めはいずれ回復するのではないか?」

※掲載日はバラバラです。

確かにこれを見る限り、流れで捉えるとその記事が示している全体的な動きがはっきりわかりますね。

毎日記事を見ているだけでは、その記事をずっと覚えてはいませんから、こういったことは大切ですね。

ここまでの思ったこと

「何が最も効用が高いか」という大きな視点が今まではかけていたような気がします。

景気や株にはサイクルがあることを学んだのですが、サイクルの一部だけ(今はこうだから次はこのサイクルになるだろう)ということを考えるだけで、さらにその先を考えてなかったように思えます。

そして、情報を「線」で捉えて自分なりの仮説をしていく。

ここは全くできていなかった視点です。

「線」で捉えることで、次にどこに投資が効用が高くなるかを考えることに繋がりますからね。

今日は、おもしろい発見がある読書でした。

読んでいただいた方はありがとうございます。


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