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面接における「第一印象」の重要性

こんばんわ。コロナウイルスの影響で新卒採用の説明会や選考は「WEB実施」を決めている企業様が増えいる印象です。
今日は、自分の経験を元に、第一印象の重要性について書きます。WEBでの面接だからこそ、「第一印象」の重要性が高くなると考えています。

私は、前職時代に「新卒採用の選考官」をやっていました。
選考内容などは細かくは言いませんが、選考管である私が、複数名の学生に自身について話をしてもらい、それに私が質問をしながら色々な情報を提供してもらい、選考の結果を出すというものです。この選考官を私は3年間ほど行ってきました。
恐らく面接回数は100回以上、300人以上の学生を選考してきたはずです。その「選考官」の経験を通して、自分がわかったことは
第一印象が与える判断への影響はとても大きい」ということでした。

人の第一印象というのは、出会った瞬間のほんの数秒(1・2・3と数える間)で決まってしまう。1分間もあれば、その人のだいたいのイメージさえ固まってしまう。

上記のようにも言われていますね。
実際に、面接をしていた時の話です。
お部屋に入ってきた時に、暗い雰囲気で全く挨拶がない人がいました。
そうすると、選考官はまず「この人は挨拶も無くて、暗い感じだな」と思います。そして、このイメージは、その後に付き纏うのです。選考者が「私は、高校時代、サッカー部の副主将として、皆をまとめることに尽力しました」と話をしたとします。そうすると「挨拶無くて暗い感じだったけど、それで本当に皆をまとめれたのかな?」と思ってしまいます。
意地悪でそう思ってしまうなどでは無く、それくらい「第一印象が与える影響」が強く、後の何かを判断する際の思考にも強く影響を及ぼすのです。
心理学では「初頭効果」とも呼ばれる現象です。

「挨拶が無くて暗い感じ」が「皆をまとめること」に悪影響を及ぼしているのかと考えると、「何とも言えない」と思います。関係ありそうでもあるし、関係なくもありそうって感じではないでしょうか?
この状態では判断出来ないので、「質問」をして、深掘っていきます。
ただ、その後も何かにつけて「挨拶が無く暗い感じ」がこびりついてきました。第一印象がネガティブなもので構成されてしまうと、その第一印象が、あらゆる判断をする際に入ってきてしまうのです。
ネガティブな情報Aが、Bという情報に関係が無いように見えても、ネガティブな情報Aが与える影響が強いため、Bという情報を疑ってしまいます。

私自身は、自身が行っていた選考官の経験から
第一印象が悪いと損しかない
ことひしひしと感じ、お客様と初めて会う時などは「最初は第一印象に全力を注ぐ」ことにしています。

WEB面接だからこそ、「第一印象」は特に重要になると思っています。
「画面越しに最初に見える顔の表情」などが、面接官に与える印象は強いです。これは、普段からWEBでMTGをしていても感じます。
私は、対面でのMTGよりもWEBでのMTGの方が、「最初の表情」「始まりの声色」が気になります。

Twitterでも、WEB面接に注意点を書かれている方がいて、実際に面接官をやっていた自分が見ても「確かにその通り」と思いました。

あか

面接を受ける際に、ご友人の方々と「WEBでの見え方」をチェックしあって、「お互いにどういう印象を抱いたか」をフィードバックするだけでも有効だと思います。
色々な情報が錯綜して、学生の方も混乱されていると思いますが、やるべき準備をしっかりして、自分で納得いく就職活動をして欲しいなと思います。

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