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【アポを取る】3つのポイントを抑えて相手に響くメッセージを

アポイントを取るために必要なのは、送ったメッセージを相手が「自分に関係のある内容だな」と思ってもらうことです。

なぜなら、人は自分の関心があることにしか反応しない性質を持つからです。

みなさんは、街中にある看板(広告)で覚えているものありますか?

思いついたのは、自分に関連のある内容ではないでしょうか。
例えば、英語を勉強しようかなと思っていると、英会話スクールの広告が目に入る/エステを検討していると、エステの広告が目に入るようなイメージです。

アポイントを取る時も同様に、「相手が何に関心を持っているのか?」を的確にとらえることが大事です。相手の気持ちや状況を配慮したメッセージを送ることで、相手の心に響き、アポイントにつながります。

今回は3つのポイントを中心に相手に響くメッセージを作る方法を紹介します。

・人の心を動かすためには「相手のベネフィット」を提示する
・①得になる情報②新情報③好奇心をを刺激する④手軽でカンタン⑤事実・データ(客観的な情報)の要素を入れる
・徹底して削って短くする

毎日たくさんのメッセージが量産されている現代

意識していることは自然と目に入ってくることを心理学では「カラーバス効果」といいます。先ほどの街中の看板のように自分が意識している情報は、自然と自分に集まってくるのに、関係がない情報は記憶に残りません。

みなさんのメールフォルダにも毎日どこかの会社からメールが届いていますよね。しかし、その多くの内容を覚えておらず、もしくは開くことのないままフォルダの奥底に眠っているのではないでしょうか?次のようなタイトルで、

「自社の商品はこんなところがスゴいんです!」
「今回のセミナーでは、〇〇氏が登壇します!」

これらのメッセージは、アピールポイント(メリット)がたくさん書かれているのですが、クリックされることは少ないです。理由は、相手にどんな体験/効果をもたらすのかのベネフィットが書かれていないからです。

先ほど上げたメリットとベネフィットの違いは以下の通りです。

メリット:商品やサービスの良い点/特徴
ベネフィット:商品やサービスを使うことで得られる体験や効果

私にどう関係あるのか?/どんなベネフィットを得られるかまで伝えることができると、相手の心に響かせることができます。人は自分が行動した後の姿を想像することができると、行動に移せるからです。

「自分に関係のある内容だな」と思ってもらうということは、ベネフィットを提示するということになります。

ベネフィットをどのように提示したらいいのか?

相手が関連があると思ってもらうためにはどんな情報を入れたらいいのか?その言葉の作り方のヒントが書かれているのが、こちらの本です。

アメリカの広告業界で58年間も活躍し続けた伝説的コピーライター”ジョン・ケープルズ氏”は、人の心を動かす言葉には以下の5つのポイントを抑えることが重要だと問いています。

①得になる情報
②新情報
③好奇心をを刺激する
④手軽でカンタン
⑤事実・データ(客観的な情報)

先ほどの例を書き換えると、

「新製品は△△の機能が追加されて、ダイエット効果が10%向上しています。」
「今回のセミナーでは〇〇氏が登壇し、人を動かす心理学の最新研究の成果を発表します。」

ここまで書かれていると読み手は、
「ダイエット効果がさらに向上しているなら、今度こそ痩せられるかも。」
「最新の研究結果をいち早く情報として取得すれば営業成績が上がるかも。」と、自分が得られるベネフィットを想像できます。

ここまでを整理すると、

人の心を動かすためには「相手のベネフィット」を提示する必要がある。
①得になる情報
②新情報
③好奇心をを刺激する
④手軽でカンタン
⑤事実・データ(客観的な情報)の要素を盛り込み、メッセージを作る。

最後は、仕上げの段階です。
作った文章を徹底的に削っていきます。

文章を削る

なぜ、せっかく作成した文書を削る必要があるのか?

その答えは、「自分に許された時間には限りがある」からです。

キングコング西野さんが「“正しい言葉”の伝え方」についてのインタビュー記事で以下のようなことをお話していました。

・知らない人の話は長々と聞けない
・自分を知らない人に全部読んで/聞いてもらえると思い込んではいけない
・自分に許された時間を見極めていないと、いくら内容がよくても相手に伝わらない。

不特定多数やまだ関係値がない段階で「長い文章」を送ると読まれない可能性が高いのは、相手の信頼を得ていないからです。相手のことを考え役に立つ内容の文章を作成しても、長い時点ですべて台無しになってしまいます…

自分が見知らぬ人から長文の文章を受け取ったら「怖いな‥」と思いますよね。(LINEの長文とかビックリするじゃないですか‥)

なので、作成した文章は徹底的に削ります。相手の時間を奪わないような配慮をすることで、伝わる確率は格段に上がります。

まとめ

今回は、アポを取るには「相手への配慮」が必要であるという内容でした。最後に紹介した3点のポイントをまとめます。

・人の心を動かすためには「相手のベネフィット」を提示する
・①得になる情報②新情報③好奇心をを刺激する④手軽でカンタン⑤事実・データ(客観的な情報)の要素を入れる
・徹底して削って短くする

この3つを行うことで、アポイントを取得できる確率は格段に向上しますので、ぜひ参考にしてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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