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デキる営業パーソンを「ズルい」と思ってしまう心理

営業がデキる人に対して、「ズルいことをしている」という感情を抱いたことありませんか?(※2,557文字/約5分ほどで読めます。)

私は何度もなんども、あります…笑

「ズルい」という感情をもう少し解像度を上げてみると、

悔しい
うらやましい

といった、自分の努力が報われないことへの「もどかしい」気持ちが隠れているのが見つかります。

デキる人に対して「ズルい」と思うホントの心理は、
「自分も努力しているのに、成果が出なくて悔しい…」
「あの人の努力は実を結んでいて、うらやましいぞ!」

悔しい/うらやましい気持ちをいったん脇に置いて考えたいのは、

自分とズルい人のが違いはなにか?

ズルい人が持つ特徴

私は3度の転職の中で、上場企業/外資企業/ベンチャー企業で働いてきました。その中で多くの仕事がデキる人と出会いました。

仕事ができるズルい人の共通点を一言で表すと、

最小の努力で最大の成果を上げる

営業成績がいい人は、効率よく稼いでいるように見えます。大口のお客様を担当していたり、新しいお客様を紹介してくれる方がいたり。

「最小の努力」しかしていない!やはり「ズルい」ことをしている!!

とななりますが、「最小の努力」として見えているのは氷山の一角でしかありません。

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最小の努力にたどり着くまでの道のり

証券会社時代、常にトップセールスの地位にいる先輩に話を伺いました。その時、「最小の努力」にたどり着く理由が分かりました。(具体例は当時の証券会社の話です。)

・目標(会社にもっとも貢献し、評価されること)を明確にする
例:証券会社では、売上(手数料)を多く稼ぐこと
・目標達成のために必要なことを洗い出す
例:顧客(ターゲット)/取引の手法/商品(株式)
・ターゲットの明確化
例:中小企業オーナー(自由に使える資金を保有+収入あり)かつ他の証券会社にて取引がある(証券取引の経験あり)
・自分の時間の使い方
例:ターゲットに対して有益な情報提供に大半の時間を割き、認知と信頼を得る。IPOなどの有利な条件な商品が出たタイミングで、顧客化。
・毎日愚直に続ける
例:一定の収益が上がるようになっても、新規開拓を継続する

話を聞いた後、「ズルい」という感情がフワーッと消えていったのを思い出します。同時に自分の視野の狭さを痛感しました…

私が「ズルい」と思っていた人は、人が見ていないところで頭に汗を書き、ひたすらに試行錯誤を繰り返していたのです。

別の方の例も出してみましょう。39歳で芸能界に入った武井壮さんの戦略も考え抜かれています。

武井壮さんの芸能界に入る/活躍するための戦略

You Tubeで武井壮さんが芸能界に入る/活躍するための戦略を語っていた内容です。

目標:芸能界に入る/活躍する
(価値が高いとは、多くの人に求められること。芸能人になって、多くの人から求められる存在になる。)
・目標のために必要なこと
「ゴルフ」「野球」「トーク力」
・「ゴルフ」「野球」「トーク力」が芸能界で必要な理由
 ゴルフ/野球:TVで取り上げられる回数が多い(=視聴者が求めている)
 トーク力がある:番組に呼ばれる(=視聴者が求めている)
・身につけるために自分の時間の使い方
 プロゴルファーを目指して、米国に渡米
 プロ野球チームに入るために、台湾のチームでコーチに
 トーク力を磨くために、芸人さんの話を録音。しゃべり方/間のとり方を完コピ
毎日愚直に続ける
 毎日1時間、新しいことを学ぶ

実際の動画はこちらです。

パート2パート3と続きます。(全体で1時間半ありますが、トークが軽快なのであっという間に見れます。)

活躍している人の共通点

証券会社の先輩と武井壮さんの共通点は、

「目標達成のために必要なことを洗い出す」

「行動を明確にし、毎日愚直に続ける」

「目標達成のために必要なことを、毎日愚直に続ける」って当たり前すぎる結果かもしれません。ラクにできる方法ではなく期待はずれ…と思った方、ごめんなさい。

「苦労せずにやりたい」「もっと早く達成したい」を否定しているわけではないですし、私も目標をショートカットして達成したいです。

ただ現実的に「ズルい」人の話を聞けば聞くほど、本を何冊も読み漁るほど、

コツコツと積み上げることの重要性

に気づかされます。

30代後半にもなっている自分、「どうしたらいいのか?」と悩んでいたら、1つの記事にアドバイスをもらいました。

「一つのことであっても、何かをやり遂げるのには、膨大な時間がかかる」

記事の中では「Google」の例が取り上げられています。

例えば、Googleは1998年創業で、2004年の上場まで6年しかかかっていない、と。
だが、果たしてそうだろうか。(中略)
真にGoogleが生み出されるまでには、実は数十年かかっている。
事実、Googleの検索エンジンの原型は、創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが
「小さい頃からコンピュータを触っていて」
「大学まで勉強した上で」
さらに「研究プロジェクトとして何年もの時間」をかけて生み出されたものだ。
それが、単にある瞬間、企業という形に結実しただけで、「たった6年」とは、彼らに失礼だろう。
実際には、成功とは、単に「それまで何十年とやってきたことの結果」に過ぎない。

成功した例は期間の短さに目がいきがちです。私たちは最終結果しか見えないからです。しかし、実際には何十年と取り組んだ結果だという点を見落としてはいけないのではないでしょうか。

記事の中には、Amazonやライト兄弟の例が取り上げられています。CEOのジェフ・ベゾスは特に「じっくりやること」の価値を理解していると紹介されています。

と考えると、コツコツと続けることがいかに大事なのか分かります。

ズルい人になるために継続するぞ

私は2021年から本格的に継続に力を入れています。2021年が1ヶ月経過した時に「継続」についてnoteを書きました。自分でも驚いていますが、3ヶ月が経過した今でも続けることができています。

「今月も続けることができた!」を繰り返していくことで、私も「ズルい」人に近づいていこうと思います。

人生はまだまだ長いので、今日から始めて継続して、「ズルい」人になっていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


新しい本を買ってまたnote書きます!