フランスメーカーの文房具にオレンジ色がよく使われるのはなぜか調べてみました。
つい最近こんなニュースを見て、少しびっくりしました。
そんなに愛用していたわけではないですが、その存在はずっと昔からあって定番の品だと思っていたので、そんなこともあるのかと。
それと多分、「オレンジ色の文房具」というのが自分の中ではかなりポイントになっていると思います。
文房具でオレンジ色って、なんか無性に惹かれるものがあるんです。
代表的なところだと、こちら。
今ではいろんなカラバリが出ていますが、オレンジと黒が定番のロディア。
こちらもブロックメモやシャープペンなど、やっぱりオレンジ色に惹かれていくつものアイテムを愛用してきました。
そしてこの2つのメーカーに共通しているのが、「フランスのメーカー」ということ。
これはお国柄なのか、文化的なことなのか、何かしら共通項があるのではと思いいろいろネット検索してみたのですが、目ぼしい解にヒットせず。。
そこでふと思い出したのが、以前購入したこちらの本。
そしたらいともあっさりと答えにたどり着いてしまいました。(こんな手元に答えがあったとは・・)
オレンジビック
なぜオレンジにしたのかは、ビック社でも今やはっきりとしたことはわからないという。諸説あるが、ひとつにビックのロゴにあるオレンジ、つまりコーポレートカラーを使ったという説が最も有力。また、フランスならではのファッションセンスを取り入れたという説や、目立つ色にするためなどが言われているが、真偽のほどは定かではない。
ロディア
このロゴが印刷されているオレンジの表紙もロディアのトレードマークとなっている。このオレンジの紙を採用したのは、実は当時の生産上の都合によるものだった。1930年代当初は、世界的にも物資が不足しており、その中で安定して供給されている厚紙がこのオレンジ色だけだった。このオレンジ色というのは、フランスではファッションという点でも人気色だったという。だから製紙会社でもたくさん在庫していたのだろう。あえて、オレンジにしたというよりは、他に選択肢がなかったというのが理由だった。
なるほど。お国柄とか、文化的にとかではなく、たまたまだったと。
でも、共通していることとしてファッション的にオレンジが人気だったということ。
確かに、エルメスとかもオレンジですしね。
そして、ファッションセンスを文房具にも適用してしまうあたりが、さすがと思うところです。
あと、今回フランスメーカーの文房具がオレンジ色について調べている過程で、こんな記事も見つけて初耳だったので共有。
もしかしたら、それぞれのメーカーの創業者のテーマカラーが実はオレンジだった可能性もあったりするのでは、と想像するのも楽しいものです。
ちなみに、現在愛用しているこちらのボールペンは、ドイツメーカーでした。
こちらのメーカーがなぜオレンジなのかは分かりません。
ですが、お気に入りの文房具で文字を書くと、それはただ「書く」という行為に、プラス「気持ちよさ」が加わり、それだけでちょっと贅沢な時間を過ごせたと思えるので、それだけで充分です。
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