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コンビニエンスストアのある日常|わたしの止まらない日常 #2

月に1度更新する「わたしの止まらない日常」。
編集部メンバーが、かけがえのない日常だなと感じたことを書き綴る企画です。
みなさんにも「わかる~!」と共感してもらえることがあれば嬉しいな、なんて思っています。

第2回は社会人5年目、長野県の田舎町で育った川上がお届けします。

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大学進学で地元を離れるまで、コンビニは車でしかいけませんでした。
家族で出かけるときや、部活終わりに、親の車の中で食べられる軽食を買う。
そんな「手っ取り早く小腹を満たす場所」が自分にとってのコンビニでした。

コンビニにも「掘り出し物」がある

当時は歩いたら30分かかるところにあったコンビニも、東京に越してきた今では、家を出て30秒で利用できる距離にあります。
軽食だけじゃなくちゃんとしたご飯や生活用品まで買うようになって、もう水道や電気に肩を並べるくらい、コンビニは生活の一部になっています。

すっかりコンビニ慣れしてしまいましたが、それでも、陳列棚の前で商品を選ぶ時間は毎回新鮮で楽しいです。
というのも、「ずっと視界には入っていても、実は買ったことがなかった商品」というのが意外とたくさんあって、たまに思い切って買ってみるとこれがけっこう当たりだったりするんです。

そんな風にしてたくさんのヘビロテに出会ってきました。
インスタント酸辣湯スープ、生ハムサラダ、もちもちチョコパンなどなど。

まだ見ぬヘビロテとの出会いがあるかもと思うと、毎日行くコンビニも、掘り出し物を発掘しに行くような気持ちでわくわくします。

不思議な存在「コンビニの店員さん」

コンビニが身近になると、いろんな店員さんとも出会います。
顔なじみになるわけでなくても、毎日通っていると、なぜかほかの人より少しだけ感情移入してしまいます。

以前夜のシフトに入っていた店員さんは、ドライな接客だけど丁寧に仕事をする同年代くらいの女性でした。半年くらいしたある日、左手の薬指に指輪をつけ始めたことに気づいて、「この人結婚するんだ~」とちょっと嬉しくなったりしました。

最近は、短髪で気さくなおばちゃん店員さんが夜のシフトに入っていて、「この時間、メンテンスだからその支払い方法使えないかも!!!」と日中みたいなテンションで気さくに接客してくれます。
疲れて帰ってきた夜は少し元気が出るので、ありがたいな~と思います。

色んなことが自動化されていくのは便利だけど、こういう機会は別の形で残ってほしいな~と思います。

止まらない社会を支えるコンビニでは、思いがけない何かが起こる。

コンビニは24時間365日開いていて、止まらない社会を支えています。

そこでは本当に多くのものや人がひっきりなしに出たり入ったりしていて、だからこそ、ちょっとした思いがけないことが起こります。

韓国フェアの商品を食べて韓国に行きたくなったり。
最近読めていないマンガの新刊を見かけて「早く今の話に追いつかなきゃ」と焦ったり。
店内BGMで好きなアイドルグループの声を聞いて癒されたり。

そう考えているうちに、昔は単に「手っ取り早く小腹を満たす場所」だったコンビニが、いつしか「日常をちょっと面白くしてくれる場所」になったんだな~と、しみじみ思いました。

ということで、この記事が無事完成したら、お世話になっているコンビニでアイスを買ってこようと思います!

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